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“Waterloo”、“Dancing Queen”、“Money, Money, Money”など、ABBAの多くの大ヒット曲で使用されたグランドピアノが、サザビーズのオークションに出品されるという。
米『ビルボード』誌によると、現在ピアノを所有しているのはABBAがよくレコーディングを行っていたストックホルム・ミュージック・スタジオで、ロンドンにあるオークション・ハウスのサザビーズは、60万～80万ポンド（約1億1200～5000万円）でピアノが落札されると見込んでいる。オークションは9月29日に行われる予定となっている。
ABBAが結成されたのは1972年で、その2年後にはユーロヴィジョン・ソング・コンテストに出場し、“Waterloo”でグランプリを獲得、一躍世界的に有名なグループとなった。ABBAはすぐに数え切れないほどのヒット曲を飛ばしてその名を馳せ、全世界で3億8000枚ものレコードを売り上げている。グループが解散したのは1982年のことだった。
ファンは長い間、再結成を望んできたが、メンバーのビヨルン・ウルヴァースは昨年、バンドが復活することは決してないと再度語っている。「1982年当時は、休止のつもりだった。今もまだ活動休止状態で、これからもずっとそのつもりだ。また僕らがステージに立つところを、もう目にすることはないだろうね」
「まず、僕らはお金なんていらないんだ」と彼は続けている。「たいてい、バンドが再結成する理由はメンバーの誰かが生活に困って、他の奴らがそれを助けようとするためさ。ありがたいことに、まだ僕たちにそんなことは起きてないんだ」
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