スリップノットとストーン・サワーのフロントマンであるコリィ・テイラーは、ドナルド・トランプ大統領が政権についてから200日を経過したことを振り返っている。
コリィ・テイラーは8月8日に『アメリカ51(原題)』という書籍を刊行しており、それを受けて「ハードドライヴ・ラジオ」のインタヴューに答えている。本書はコリィ・テイラーがアメリカの現状と政治について述べたものとなっている。
インタヴューでコリィ・テイラーは、ドナルド・トランプ大統領にチャンスを与えるべきだと主張する人々に何を言いたいか尋ねられて、次のように語っている。「すでにあいつには直近200日ものチャンスがあったんだと言いたいね。俺たちは200日もトランプ政権下にいるんだよ。馬鹿げているね。共和党がホワイト・ハウス、上院を掌握していて、今や最高裁判所での決め手を握り、大統領職も持っていて、依然何もなし得ることができないにもかかわらずだよ。だから……マジな話、どれだけのチャンスがあいつに必要だと思う? あいつの口から発せられる何もかもが毒薬みたいな感じで、警察の残虐行為を奨励し、渡航禁止令を奨励し、まともな考えの人は誰も金を払わないような壁を奨励しているにもかかわらずさ」
彼は次のように続けている。「自分がクズにならないようにするにはこういうことなわけでね。共感する。理解するっていうね。人は自分を投影できる人間を欲しているわけでさ。でも、あいつはもうデタラメだらけなんだよ。あいつは自分をごまかして自分が見られたいようにだけ見えるようにするつもりなんだ」
「誰もあいつみたいなところはないわけでね。あいつはみんなをバカのように感じるところに導こうとしてるんだよ。残念だよな。だから、俺はそんなところじゃ見つかりそうもない答えのために煽動者を当てにするんじゃなくて、代わりに人々が一緒になって、お互いに話し合えるようにしようとしているんだよ」
また、コリィ・テイラーは、彼の新しい著作『アメリカ 51』の一節について語っている。この本で彼は世界がアメリカ人観光客をどのように見ているかについて持論を展開している。それは、自分勝手で、アメリカ国外の問題には無関心で、異文化や異言語について学ぼうという意欲がほとんどない、といったものだという。
「俺たちはバカなんだ」と彼は語っている。「俺たちからはまさにうぬぼれた感じが波のように溢れ出ているわけで、それは対処するのが難しいものなんだよ。おまけに、それのせいで俺はアメリカ人観光客を避ける羽目になるんだ。なんとかして俺は自分を貫こうとしているけど、でも、家族連れとかビジネスマンのグループに会った時はさ、ああもう、連中は最悪なんだよ。連中はその場所は自分たちのものですって感じでぶらついて、それでいてまったくどうでもいいって感じで去っていくんだ」
彼は次のように続けている。「俺たちは自国の領土を離れると、モラルを忘れて、マナーを忘れて、お互いにうまくやる方法を忘れて、おいおい、自分たちがたまたま別の国にいるって事実を俺たちは忘れてしまうんだ。もしかしたら英語を話さないところかもしれないのにね。いたるところカナダってわけじゃないんだぜ、わかってんのかっていうね。残念だよな」
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