レオン・ラッセルの生前最後のレコーディング音源となったアルバム『ラスト・レコーディング~彼方の岸辺で(原題:On a Distant Shore)』が日本盤で9月27日にリリースされることが明らかになっている。
レオン・ラッセルは昨年の11月13日に他界している。享年74歳だった。
レオン・ラッセルは人生最後の年をこの最後のアルバムの曲作りとレコーディングに費やしたとのことで、『ラスト・レコーディング~彼方の岸辺で』には共同プロデューサーのマーク・ランバートとオーケストラ・アレンジャーのラリー・ホールが起用されている。
「彼は非常に多産的だった」とラッセルの30年来の友人であり共同制作者であるマーク・ランバートは語っている。「勢いにのってたね。スタジオにきて前の晩に書いたものをその場で弾くんだけど、既に彼の頭の中では完成図が出来上がっている、ということが何度もあった。実際、ピアノに向かって弾く前からね」
「これまでで一番気に入っている作品だとレオンは言っていた」と妻のジャン・ブリッジズは語っている。「惚れ込んでいたわ。すべてがあるべき形に仕上がったって」
「レオンはずっとスタンダード・ナンバーを書きたいと思っていた。ああいう音楽こそが重要だと彼は思っていた。多くの歌が消えていく中で、スタンダードはいつまでも生き続けると」
「レオンは不器用なロマンチストだったわ。心の優しい人」妻のジャンはさらに説明している。「私からすると、彼はずっと、親しい人たち以外からは謎めいた存在だった。でも、このアルバムは、自分の感情を見せるチャンスだったの。“Just Leaves and Grass”という曲では彼の心からの叫びを聞くことができる。あれはウソじゃない。彼は感情的な人で、ライヴではそれを見せていた。『ラスト・レコーディング~彼方の岸辺で』はそんな彼の肖像よ。正確な肖像ね」
アルバムからは“Love This Way”の音源も公開されている。
リリースの詳細は以下の通り。
レオン・ラッセル
『ラスト・レコーディング~彼方の岸辺で』(デラックス版)
2017年9月27日発売予定
解説・歌詞・対訳付
SICX93
定価:¥2400+税
1.オン・ア・ディスタント・ショア
2.ザ・ナイト・ウィ・フェル・イン・ラヴ
3.ラヴ・ディス・ウェイ
4.ヒア・ウィズアウト・ユー
5.インサイド・ザ・ナイト
6.マスカレード
7.ブラック・アンド・ブルー
8.スイート・ヴァレンタイン
9.ジャスト・リーヴズ・アンド・グラス
10.ラヴ・オブ・マイ・ライフ
11.オン・ザ・ウォーターフロント
12.イージー・トゥ・ラヴ
13.ハミングバード
14.ザ・ワン・アイ・ラヴ・イズ・ロング
15.ホエア・ドゥ・ウィ・ゴー・フロム・ヒア
16.ア・ソング・フォー・ユー
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