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MTVビデオ・ミュージック・アウォードで司会を務めるマイリー・サイラスが、ビデオ・オブ・ザ・イヤー部門にノミネートされなかったことに対するニッキー・ミナージュの反応を批判している。

今年7月に2015年MTVビデオ・ミュージック・アウォードのノミネートが発表されたが、自身の作品“Anaconda”がビデオ・オブ・ザ・イヤーにノミネートされなかったことを知ったニッキー・ミナージュは、これに対する不満をツイートしていた。「すごくスリムな女性を称えるビデオなら、ビデオ・オブ・ザ・イヤーにノミネートされるのよ。私だっていつも自信満々なわけじゃない。なんだか疲れたわ。黒人女性はこれだけポップカルチャーに貢献してるのに、ほとんど評価されない」

この発言を受けて、今回マイリー・サイラスは『ニューヨーク・タイムズ』紙に次のように語っている。「開かれた心で愛をもって行動すれば、みんなが耳を傾けてくれるだろうし、私もリスペクトするわ。でも、怒りから来た発言には共感できない。それに彼女の怒りは『みんな、私は大きな問題に不満を感じているの』っていう感じではないわよね。結局、自分のことだもの。意地悪に聞こえるかもしれないけど、『欲しかった賞をもらえなかった』っていう愚痴よね」

ビデオ・オブ・ザ・イヤーには3人の男性アーティスト(ケンドリック・ラマー、エド・シーラン、マーク・ロンソン)と1人のアフリカ系アメリカ人女性(ビヨンセ)がノミネートされていることから、ニッキー・ミナージュのツイートが指しているのは、“Bad Blood”のミュージック・ビデオに“すごくスリムな女性”に分類されるであろう有名人たちを登場させているノミネートアーティスト、テイラー・スウィフトであると思われていた。

これを目にしたテイラー・スウィフトは、ニッキー・ミナージュへ向けて次のようにツイートしている。「あなたのことが大好きだし、応援してるわ。女同士の争いをけしかけるなんて、あなたらしくない。たぶん、あなたの分のノミネートは、男たちの誰かがかっさらっていったのよ」。対するニッキー・ミナージュは「私のツイートを読んでないわね。あなたのことなんて、一言も言ってないわ」と返信している。このいざこざは、テイラー・スウィフトがニッキー・ミナージュへ謝罪する形で幕を閉じた。「私を非難していると思ったの。的外れだったし、勘違いで失言をしてしまった。ニッキー、ごめんなさい」

マイリー・サイラスは「ニッキー・ミナージュがあんまり優しいタイプの子じゃないって知っていれば、ニッキーらしい発言だって納得できるかも。無礼よね」と語っている。「素直に愛をもって話す方法はあると思うの。ポップスター同士の戦いなんて始める必要はない。ニッキー・ミナージュ対テイラー・スウィフトのバトルになっちゃって、もう何の話かさえ分かんないし… 『私、白人のポップスターだから理解できない』って言ってるように聞こえるかもしれないけど、そうじゃないのよ。統計を見れば分かるし、世界で起きてることも理解してる。でも正直言って、MTVがわざとやったとは思えないの」

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