ザ・キラーズは新曲”The Man”の2つ目のミュージックビデオを公開しており、フロイド・メイウェザーとコナー・マクレガーによるボクシングの試合をプロモーションするものとなっている。
フロイド・メイウェザーは、現地時間8月26日にラスベガスのT-モバイル・アリーナにてスーパー・ウェルター級でUFC王者のコナー・マクレガーと試合を行う予定となっている。
今回の映像は、ザ・キラーズによる砂漠の真ん中にあるリングの上での演奏シーンをはじめ、以前行われた試合映像とカジノのイメージ、ネバダの快楽主義的魅力であるプールやラウンジが織り交ぜられたものとなっている。
米『ローリング・ストーン』誌に掲載された声明でフロントマンのブランドン・フラワーズは次のように語っている。「僕たちの歌を使うこととラスベガス、そしてボクシング・アリーナの間には共生関係があると思うんだ。ボクシングというビジネスだよね。道理にかなうというかね。あと、言い訳させてもらうと、このスーツをもう一度着たかったのさ。それが本当の理由だよ」
彼はフロイド・メイウェザーとコナー・マクレガーの対戦自体についても次のように語っている。「80年代のエキサイティングな映画みたいだよね。ある種の映画というか、素晴らしい設定がある映画みたいでさ。興奮してるし、非現実的だよね」
ザ・キラーズは通算5作目となる新作『ワンダフル・ワンダフル』をリリース予定であり、同作にはボクシングについての楽曲である“Tyson vs. Douglas”も収録されている。この曲は、バスター・ダグラスが1990年にマイク・タイソンをノックアウトしたところを観たブランドン・フラワーズの体験から着想を得たものであるという。
「象徴的な一戦だったし、僕の世界観念の中ではパラダイム・シフトだったんだ、完璧な人で、僕の崇拝していた人が倒されてしまったというね」
彼は次のように続けている。「試合が終わってから身の周りの何もかもが違うことに気づいたんだ。大袈裟に聞こえるけどさ。それは、本当に計り知れない影響を僕に与えたんだ。みんなこういう経験をたくさんしてると思うけど、そういう人たちに語りかけてるんじゃないんだ。父親とか、尊敬しているヒーローみたいな人にもこういうことが起こりえるって思うんだよ」
「そして、僕たちはこの曲でそれを追求してね。3番目のヴァースで一周することになるんだ。僕自身が僕の子供をいかに失望させたくないかについて語っているんだよ。僕には今10歳、8歳、6歳の子供たちがいてさ。まだ何も知らないから、そういうことは理解してないけどさ。でも、子供にとって僕はまだ完璧な存在だし、それを続けていきたいのさ」
新作『ワンダフル・ワンダフル』は現地時間9月22日にリリース予定となっている。
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