レッド・ホット・チリ・ペッパーズのベーシストであるフリーはアメリカの学校での音楽教育への財的支援の不足は「児童虐待」に近いと主張している。
フリーは米『ローリング・ストーン』誌のインタヴューでこのコメントをしており、適正のある生徒たちに無償の音楽教育を提供する非営利団体、シルヴァーレイク・コンサヴァトリー・オブ・ミュージックを2001年に設立した動機について語っている。
「そんなものは児童虐待だよね。まったくもって間違っているよ」と彼は語っている。
フリーは自身の通った高校を再訪した際に生徒が使える楽器がまったくなかったことが分かって、最初に団体を設立する動機となったことを思い返している。
「確かアコースティック・ギターが1本か2本と、リズム・マシーンがあってね。あとはボランティアの先生だった。彼らは座って、音楽について語ってたんだよね」と彼は語っている。
「かなりガッカリしたよね。俺としては『オーケストラはどこだ? バンドはどこなんだ?』って感じだったよ」
それに応じて彼はシルヴァーレイク・コンサヴァトリー・オブ・ミュージックを設立し、自身で寄付を行っていたが、その後はほぼ毎年、寄付を募るためのライヴを行っている。
今年は9月9日にランディ・ニューマン、アンダーソン・パークと共に寄付を募るライヴを行う予定となっている。
「ほとんど毎年やってるんだ」とフリーは語っている。
「今年はアコースティックでやる予定でね。学校の子供による合唱団も加わる予定なんだ」
先日、フリーはライヴから引退するのではないかという噂について言及し、「ちょっとした冗談に過ぎない」としている。
レッド・ホット・チリ・ペッパーズはドラマーのチャド・スミスがバンドがツアーを「続けるかどうか分からない」と語り、バンドのツアーからの引退について噂に火をつけていた。
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