アシュレイ・マディソンの情報漏洩を引き起こしたハッカーが、AC/DCに関するツイートのために罪を負うことになるかもしれないという。
数日前にトロント警察は記者会見を開き、アシュレイ・マディソンの従業員がセキュリティが破られたと最初に気づいたのは7月12日にコンピューターにログインした時だったことを明らかにしており、その際、AC/DCの“Thunderstruck”をBGMとした奇妙なメッセージが表示されたという。
そうしたメッセージの詳細がハッカーの身元特定の決定的な手がかりになるかもしれず、『ワシントン・ポスト』紙の報道によると、コンピューター・セキュリティのブロガーであるブライアン・クレブスは、「Thadeus Zu (@deuszu)」というツイッター・ユーザーが、アシュレイ・マディソンの盗まれたソースコードへのリンクを公になる前に投稿していることを指摘している。
ブライアン・クレブスは、このアカウントの5年分にあたるツイートをダウンロードして、それらを見回したところ、簡単なハッキングの自慢や、“Thunderstruck”への言及を含むウェブサイトの破壊工作などが見つかったという。
ツイートの一例としては、オランダのコンピューター・セキュリティ事故対応チームであるKPCN-CERTをハッキングした際に、次のようなツイートをしていたという。「オランダのKPCN-CERTのブラックリスト、次はびっくり仰天する(thunderstruck)ことになるぜ。#ACDC #schoolboyriff #hackaday」
7月19日の朝、自らをザ・インパクト・チームと呼ぶハッカー集団が、ブライアン・クレブスに、アシュレイ・マディソンのハッキングについてのメールを送る約12時間前、Thadeus Zuは「落ち着けよ、友よ。今、複製サーバーを準備しているところなんだ。そうしたら、ショウを始められるよ」とツイートしている。そこについていたスクリーンショットではブラウザのタブでAC/DCの“Thunderstruck”のYouTubeが開かれていた。
Thadeus Zuの身元についてはまだ不明であり、その個人が直接ハッキングに関わったかどうかもまだ確定されていない。
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