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ニール・ヤングは、未発表曲を含む自身の全カタログを聴くことのできるウェブ・サイトを立ち上げることを発表している。

今年4月に完全なハイレゾ再生を実現するストリーミング・サービス「Xストリーム」を立ち上げることを発表していたニール・ヤングは今回、サービスについての詳細を発表しているほか、間もなく完成する「未発表のアルバム」を含むニール・ヤングの全カタログを聴くことのできるウェブ・サイト「ニール・ヤング・アーカイヴス」の立ち上げを発表している。

「私がプロデュースしたすべてのシングルやレコーディング音源、アルバムが対象となるんだ」とニール・ヤングはウェブ・サイト「ニール・ヤング・アーカイヴス」に発表した声明の中で綴っている。それによれば、1963年から現在までのニール・ヤングの全カタログを聴くことができるのだという。

「年数の欄をズームすることで、現在リリースされているすべてのアルバムのほか、準備中の未発表アルバムを閲覧することが可能です。未発表アルバムについては単に名前が書き込まれているのみですが、完成後にその場所から聴くことが可能になります」

http://neilyoungarchives.com/

ニール・ヤングの未発表アルバムについては、1976年にレコーディングされ、先日リリースが発表された全編アコースティックで収録されたアルバム『ヒッチハイカー』がその一つとして挙げられる。

「ニール・ヤング・アーカイヴス」に掲載されるすべての楽曲・アルバムは「キャビネット」に並べられ、それぞれの楽曲についての情報や裏話、掲載された雑誌等の切り抜きやビデオ、写真等を「インフォ・カード」と題された箇所から見ることができるのだという。

長年にわたってデジタルの音質についての自身の考えを語ってきたニール・ヤングは、ハイレゾに「適応」するストリーミング・サービスである「Xストリーム」の仕組みについて、ユーザーが使用している帯域幅に順応して音質が変動すると説明している。

「Xストリーム」は、携帯電話を使って700kbpsというCDの音質で普段音楽を聴いている「ニール・ヤング・アーカイヴス」のユーザーにも、最大で6,000kbpsのハイレゾ音源を提供することができるのだという。ニール・ヤングは、「Xストリーム」で「純粋な圧縮される前の音源」を聴くことができると約束している。

ニール・ヤングは「ニール・ヤング・アーカイヴス」のオープン日程を明かしていないものの、ウェブ・サイトには「間もなく」と書かれている。

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