あるイギリスのパンク・バンドのシンガーは過去にステージ上でドナルド・トランプ大統領のコスプレをしたためにアメリカへの入国を拒否されたと主張している。
サセックス出身のピーター・アンド・ザ・テスト・チューブ・ベイビーズのフロントマンであるピーター・バイウォーターズは先週末サンフランシスコへと飛行機で向かったものの、到着の際に空港で当局に引き留められ、その後イギリスに送り返されたと語っている。
彼は音楽サイト「チーム・ロック」に次のように語っている。「入国審査に着いてたったの30秒で、入国警備員に画面を見せられて『これはあなたですか?』って訊かれてさ。そこには去年ドイツで行ったライヴでドナルド・トランプのコスプレをして偽物の大麻を吸ってる俺が全画面で映っていたんだ。そこから事態は悪化してね。6時間後、強制的に飛行機の座席に連れて行かれたんだ」
彼は携帯とパスポートを没収された後、指紋とDNAを採取されたと語っている。さらに、写真を撮られ、宣誓陳述書を書かされた後、飛行機に乗せられ、帰国したという。
バンドは彼なしでライヴを続け、何人かのゲスト・ヴォーカルを招いて、サンタ・アナで開催されたフェスティバルに出演している。ピーター・バイウォーターズは今回の一件がバンドと彼の今後に影響を与えるかについては心配していないと語っている。
「まあ、いいさ。今年の年末まではまだ、俺はピーター・アンド・ザ・テスト・チューブ・ベイビーズのシンガーだと思うよ」と彼は語っている。「ドナルド・トランプは今年の夏の終わりまでまだ大統領かな?」
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