フー・ファイターズのデイヴ・グロールが、最近の新人バンドがあまり長いライヴをやらないことについて、ライヴのMCで取り上げて揶揄している。
このMCを行ったのは8月13日のカルガリーでの公演で、後日その時の模様を撮影したファンによる映像がオンライン上で公開されている。
「お前ら、1時間半の短いライヴなんていらないだろ?」とデイヴ・グロールは観客に問いかけている。「そんなクソみたいなライヴ、いらないだろ。2時間ポッキリのライヴで済ます最近の新しいバンドの連中なんて、お前らは望んでないだろ。じゃあ、2時間15分だったらどうだろう? 十分とは言えないね。2時間半はどうか。それで満足するか? 十分じゃないだろ? ここんところが俺たちの重要な問題なのさ。俺たちはこの最悪な20年間、たくさんクソみたいな曲を書いて、その上にまだ足りないってわけで俺のビッグマウスが炸裂するわけさ。だから、今夜はずっとやり続けるからな」
この時の映像はこちらから。
フー・ファイターズは、8月21日にミゾーリ州カンザス・シティで行われた公演で、会場の外で行われていたウエストボロ・バプティスト教会による小さな抗議運動に、バンド自身が打って出る一幕があったという。
映像は抗議者に会うためにピックアップ・トラックの荷台に乗って外に出てきたバンドの姿が映し出されており、リック・アストリーの“Never Gonna Give You Up”を大音量のスピーカーでかけ、「Keep It Clean」「You got Rickroll’d (again)」と読める看板を掲げている。
ウエストボロの抗議者のグループは、ピックアップ・トラックの周りを囲んだフー・ファイターズ・ファンの盛り上がりによって、まもなく小さくなってしまっている。またバンドがトラックの荷台で踊ると拍手が巻き起こった。
フー・ファイターズがウエストボロ・バプティスト教会に抗議を受けるのは、今回が初めてのことではなく、2011年8月、カンザス・シティのライヴの一公演で抗議運動の存在が認識されている。その時もフー・ファイターズは衣装に身を包んで車に乗り込んで、“Keep It Clean”を歌ったという。
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