Jenn Five /NME

Photo: Jenn Five /NME

ザ・リバティーンズのフロントマンであるピート・ドハーティが、もしお金があればすべてのタブロイド紙を買い占め、焼き尽くすと発言している。

ピート・ドハーティは最近の英『タイム・アウト』誌のインタヴューで、自身のメディアに対する考えを明らかにしている。常日頃ニュースの対象になっている状況について、どう対処しているかとの問いかけに、ピート・ドハーティは語気も荒く、ジャーナリストや彼らの仕事について、はっきりとネガティヴな意見を述べている。

「タブロイドの連中なんかクソ食らえだ。12曲ナンバーワンを達成したら、すぐにタブロイド紙を全部買い占めて、巨大な焚き火にしてやる。ムカつくジャーナリストどもは全員、縛り上げて猿ぐつわをかませて、可燃性の粘着テープでひとまとめにしてやるんだ。『ピート・ドハーティは太った』とか言ってる奴ら、覚えてろよ。俺はおまえらの身体が炎に包まれて、断末魔の叫びを上げてる横で汗かいて、何キロも痩せてやるからな」

ピート・ドハーティの隣に座り、共にインタヴューを受けていたバンドメンバーのカール・バラーは、申し訳なさそうに「長い1日だったから」と言ったという。

また、同インタヴューでピート・ドハーティは、自身とカール・バラーのステージでのアクトが打ち合わせた上での演出であるとする見方に反論した。

「俺たちは、否定的なことしか言わない奴らを黙らせるために、昔と変わった点や違いについて、自分たち自身で分析してみせなけりゃならないんだ。今じゃ、カールと一つのマイクで歌うのも、演技だと言われるんじゃないかと気になっちまう。時には確かにマイクに駆け寄ることもあるけど、それは何杯か引っかけて、ある程度タバコを吸ったら、息がすごくいい匂いになるからだよ。ちょうど、恋人がワインとタバコの匂いをまとってるみたいにさ。だからってカールが俺の恋人ってわけじゃないけど……だったらカエルとヤッたほうがいいな」

ザ・リバティーンズは当初の予定より1週間遅れの9月11日に11年ぶりとなるニュー・アルバム『リバティーンズ再臨(Anthems For Doomed Youth)』をリリースする。同作は、2002年発表のファースト・アルバム『リバティーンズ宣言』と2004年発表の『リバティーンズ革命』に続き3作目のアルバムとなっている。

彼らは、今回のニュー・アルバムでシンセサウンドを取り入れるなど、自分たちのサウンドに実験的な試みをしていることを、先日『NME』のインタヴューで語っている。

ピート・ドハーティとカール・バラーは他のバンドメンバーと合流し、今週末(8月28~30日)に開催されるレディング&リーズ・フェスティバルでヘッドライナーを務める予定だ。同フェスではマムフォード&サンズとメタリカもヘッドライナーとして出演する。

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