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マイケル・ジャクソンの未発表の楽曲9曲を収録した、現地時間7月19日からオークションに出品されると報じられている。

報道によれば、ニューヨークに拠点を置くオークション・サイト「ガッタ・ハヴ・ロックンロール」は現地時間7月19日から9日間にわたってマイケル・ジャクソンのメモラビリア・セールを開催するとしており、商品の一つとして未発表曲が収録された『バイブル』という仮のタイトルが付けられたアルバムが出品されるという。

アルバムには、2010年にリリースされたアルバム『マイケル』に収録されている“Monster”、“Breaking News”、“Keep Your Head Up”の別ミックス・ヴァージョンが収録されるほか、未発表の9曲が収録されているという。未発表曲は、“Everything’s Just Fine”、“Black Widow”、“Water”、“Let Me Fall in Love”、“Ready to Win”、“Soldier Boy”といったタイトルの楽曲だという。

落札の開始価格は5万ドル(約560万円)に設定されるというが、オークションの主催者は最終的に100万ドル(約1億1300万円)ほどの価格での落札を見込んでいるという。しかしながら、落札者は楽曲の権利を取得できるわけではないとしており、落札者が楽曲を流通させることはできないという。

「ガッタ・ハヴ・ロックンロール」によれば、アルバムは匿名を希望している「マイケル・ジャクソンの近しいパーソナル・アシスタントにして友人」によって所有されているものだという。

マイケル・ジャクソンの死後にリリースされた音源については、そのヴォーカルが本当にマイケル・ジャクソンによるものか、議論を呼んでおり、なかでも2010年にリリースされた『マイケル』については疑問が寄せられたが、マイケル・ジャクソンの遺産を管理する弁護士のハワード・ワイツマンは「司法音楽学者」がそのヴォーカルをマイケル・ジャクソンのものだと判断したと説明している。

「ガッタ・ハヴ・ロックンロール」が開催するセールには他に、直筆の自画像やマイケル・ジャクソンの衣装・普段着、大切にしていたテディ・ベア、さらには自身の子供であるパリス、プリンス、ブランケットの3人からプレゼントされた「世界最優秀パパ賞」の銅像が出品されるという。

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