ミューズは最新シングル“Dig Down”のAIによって制作されたリリック・ビデオを公開している。
5月に最新シングル“Dig Down”をリリースしたミューズだが、テック開発者のブレンジャー・ブリズと協力して、楽曲の歌詞を有名人の映像に語らせる形でのリリック・ビデオを公開している。このリリック・ビデオは1ヶ月の間、毎日再生成されるという。
リリック・ビデオはこちらから。
バンドは次のように述べている。「最新の学習機能を使うことで、数百時間の映像を収集して“Dig Down”の歌詞が現れる度に検索するタスクをAIはこなし、映像のライブラリーを生成します。そして、オリジナルの楽曲の時間情報を使って繋ぎ合わせることで、それぞれ違った人物の喋るリリック・ビデオが生まれるのです。この作業は毎日繰り返されていて、更新されたビデオを観るには翌日もチェックしてください」
ブレンジャー・ブリズは次のように述べている。「AIはしばしば非常に見えない形で使われますが、AIを前面に押し出すバンドとこのようなプロジェクトでコラボレーションを行うことは楽しいことでした。新たに現れた、非常に影響力を持つこうしたテクノロジーの可能性と危険性を公の議論にしていくことが重要だと我々は考えています。そうした会話を促進させるためにもミューズと一緒に作業をするのは素晴らしいことでした」
先日、ミューズは来月ロンドンで開催予定のファンが選ぶセットリストによるチャリティ・ライヴについての詳細を発表している。ミューズは、ホームレスと要支援者のためのロンドンの情報提供センターであるザ・パッセージを支援するために、8月19日にO2シェパーズ・ブッシュ・エンパイアで小規模な公演を行う予定となっている。
フロントマンのマシュー・ベラミーはこのライヴについて次のように語っている。「これまでずっとザ・パッセージの仕事には感心してたんだ。 彼らの仕事はロンドンの地域社会にとって不可欠なものなんだよ。ザ・パッセージの素晴らしいスタッフやボランティア、彼らの絶え間ない大変な努力によって恩恵を受けているホームレスの人々を、少しでも助けられることを楽しみにしているんだ」
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