パラモアのシンガーであるヘイリー・ウィリアムスは、ひどく鬱に苦しんだことで2015年の一時期バンドから離れていたことを認めている。
『フェーダー』誌の最新インタヴューの中でヘイリー・ウィリアムスは精神疾患との闘いについて明かし、結果セラピストを探すことになったという。「人生で初めてトンネルの終わりに小さな光が見えなかったの」と彼女は説明している。「こう思ったの。『ただすべてが止まればいいのに』ってね。それは『命を絶つ』っていう意味じゃなかった。単に絶望だった。『何の意味があるの?』って感じね。絶望がどれほど危険なのか理解してなかったと思う。すべてが苦しかったわ」
実際に2015年の一時期パラモアを抜けたことについて触れ、ヘイリー・ウィリアムスは次のように続けている。「単に疲れてたのよ。何か他に得意なことがあるはずって思ったの。それを見つけに行く時期かもしれないってね」
ギタリストのテイラー・ヨークがヘイリー・ウィリアムスの回復に一役買ったこともこの記事では伝えられている。「僕らは共に疑念を持っていたし、そこでの結束もあったんだ」とテイラー・ヨークは語っている。「彼女には何もやらなくていいと言ったよ。でも、俺は曲を書き続けていて、そして彼女がもう一度やる時が来たんだよ」
パラモアは5月に通算5作目となるニュー・アルバム『アフター・ラフター』をリリースしており、ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールでも公演を行っている。
先日、チャーチズのシンガーであるローレン・メイベリーはパラモアのグラスゴー公演に飛び入りして、“Misery Business”のパフォーマンスで共演している。ローレン・メイベリーがヘイリー・ウィリアムスと共演したのは今回が初めてではなく、ヘイリー・ウィリアムスはチャーチズの楽曲“Bury It”の新バージョンにも参加している。
パラモアは以前にも、2013年に前作『パラモア』をリリースした後に解散寸前にまで追い込まれていたことを明かし、いかにして持ち直したかについて語っている。
「ある時、こう思ったの。これまでいろいろなことを経験してきたけど、これから先、あとどれほどのことが経験できるんだろうって」とシンガーであるヘイリー・ウィリアムスは語っている。「同じ人と一生涯友だちでいられるわけじゃないことは分かってるけど、私だったらなれるはずって思っていたわ」
ギタリストであるテイラー・ヨークは続けて語っている。「僕たちはずっと続けてきたわけでさ。『なんで僕たちはこんなことやってるんだろう?』って思ってしまったんだ。現状に嫌気が差していたり、情熱を持って取り組めていないのだとしたら、そんなの意味がないからね」
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