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キッスのジーン・シモンズは議論を呼ぶこととなった、いわゆるデヴィル・ホーンというハンド・ジェスチャーの商標登録について撤回したと見られている。

先週、ジーン・シモンズは現地時間6月9日に米国特許商標庁に商標出願したことが報じられている。ジーン・シモンズは1974年のキッスによる『ホッター・ザン・ヘル』ツアーの中で、現在はおなじみのこのジェスチャーが初めて世に広まったと主張している。ジーン・シモンズは「エンターテイメント、すなわちミュージカル・アーティストによるライヴ・パフォーマンス:ミュージカル・アーティストによる公の場への登場」の際の同ジェスチャーの商標登録を試みていたという。

しかし、今回、米国特許商標庁のウェブサイトはジーン・シモンズの商標登録が諦めたことを示唆している。この商標登録の現状についてウェブサイトでは「申込者が放棄を表明したので廃案に」と記されている。

ジーン・シモンズはこの件について公の場で発言していない。

ジーン・シモンズのこの商標登録については多くの批判を受けており、このハンドサインを広めたことで知られるロニー・ジェイムズ・ディオの未亡人であるウェンディ・ディオはジーン・シモンズの今回の行動について「最低」で「冗談のよう」で「クレイジーでしかない」と評している。「このようなことでお金を稼ごうとするなんて最低だわ。あれはみんなのものよ。誰かに属するものじゃない。あれは公共の財産なの。商標登録なんてすべきじゃないわ」

同ジェスチャー、または同様のものの使用はジーン・シモンズによる使用以前に遡っている。その一例としてジョン・レノンザ・ビートルズによる1966年発表のシングル『Yellow Sabmarine/Eleanor Rigby”のジャケットで同様のジェスチャーをしている。

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