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レディオヘッドがイスラエル公演について中止することを拒否したのを受けて反対グループのメンバーはバンドの関連企業の外で抗議活動を行ったという。

バンドは7月19日にイスラエルのテルアビブにあるハヤルコン公園でライヴを行う予定となっている。ライヴの発表を受けてロジャー・ウォーターズやサーストン・ムーア、ヤング・ファーザーズといったミュージシャンはその決定に「再考を促す」公開書簡に署名している。

「ピッチフォーク」によれば、今回、活動家の団体であるロンドン・パレスチナ・アクションのメンバーはプラカードを手にレディオヘッドの会計を担当しているハードウィック&モリス社の前で、バンドの楽曲の替え歌を歌うなどの抗議活動を行ったという。プラカードの中には、「レディオヘッドへ。パレスチナ人を見捨てない(high and dry)で」と書かれたものもあったという。また、参加者はフロントマンであるトム・ヨークの顔写真を身に着けている。

トム・ヨークは先日、米『ローリング・ストーン』誌に対してそうした状況について「途方もないエネルギーの消耗」と述べ、批判に対して次のように続けている。「僕らと個人的にやりとりをするのではなく、公の場で面倒に巻き込むことを選んだというのが、ものすごく悩ましいよね」

ロジャー・ウォーターズは先日、この件について個人的に連絡をとろうとしたものの、トム・ヨークが「会話を始めようとした試みを脅しと誤解した」と主張している。

レディオヘッドは現地時間6月23日にグラストンベリー・フェスティバルのヘッドライナーを務める予定となっている。

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