キッスのフロントマン兼ベーシストであるジーン・シモンズは、人差し指と小指を伸ばして中指と薬指を親指で押さえることでできる、いわゆるデヴィル・ホーンというハンド・ジェスチャーの商標登録を試みていると報じられている。
「ハリウッド・レポーター」によれば、ジーン・シモンズは現地時間6月9日に米国特許商標庁に商標出願したという。ジーン・シモンズは1974年のキッスによる『ホッター・ザン・ヘル』ツアーの中で、現在はおなじみの同挨拶が初めて世に広まったと主張している。
ジーン・シモンズは「エンターテイメント、すなわちミュージカル・アーティストによるライヴ・パフォーマンス:ミュージカル・アーティストによる公の場への登場」の際の同ジェスチャーの商標登録を試みているという。
しかし、同ジェスチャー、または同様のものの使用はジーン・シモンズによる記録以前に遡っている。その一例としてジョン・レノンはザ・ビートルズによる1966年発表のシングル『Yellow Sabmarine/Eleanor Rigby”のジャケットで同様のジェスチャーをしている。
今は亡きブラック・サバスのフロントマンであるロニー・ジェイムズ・ディオもまた、同ジェスチャーを広めた功績がある。2001年のインタヴューの中で、ロニー・ジェイムズ・ディオは次のように語っている。「俺がそれをやった最初の人かどうかっていうのはかなり疑わしいよね。それって車輪を発明したって言うようなもので、誰かがどこかの時点でやったに決まってるさ。俺が流行らせたと言うべきだろうと思うね。それをいつもすごく使ってて、それで俺のトレードマークになったんだ」
一方、キッスは先日、マンチェスター・アリーナで起きたテロ事件を受けて、自身のマンチェスター・ アリーナ公演をキャンセルすることを発表している。
バンド・メンバーのポール・スタンレー、ジーン・シモンズ、エリック・シンガー、トミー・セイヤーの4人でキャンッセルについて共同声明を発表しており、悲惨な事件について「心を痛めている」と述べている。
「マンチェスターの無垢な犠牲者を生むことになった惨劇に心を傷めています。残念ながら、5月30日のマンチェスター・アリーナでの公演を行うことはできません。ライヴについても、現地のファンについてもずっと楽しみにしてきました。しかし、先日の事件を考慮すると、ロック・コンサートをキャンセルするよりも重要なことがあります」
広告 ザ・ビートルズの新作ドキュメンタリー『ビートルズ ’64』がディズニープラスで11月29日(金)より独占配信!
Copyright © 2024 NME Networks Media Limited. NME is a registered trademark of NME Networks Media Limited being used under licence.