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スリップノットのフロントマンであるコリィ・テイラーは、幼少期に性的虐待を受けていたことを明かした理由について語っている。

コリィ・テイラーは先日、米「ヴァイスランド」のセラピーを記録する番組「ザ・セラピスト」に出演し、子供の頃に「近所の人物から性的虐待の被害を受けていた」ことを明かしている。

今回、『リヴォルヴァー』誌による最新インタヴューで、コリィ・テイラーは有名なミュージシャンとして「インスピレーションや道標」にならなければいけないという「責任」があると語っている。

「ライヴやそこの人々には暗黙の責任が存在しててさ、俺たちが望んでいようがいまいが、人々は俺たちにインスピレーションや人生の道標を求めているんだよ」とコリィ・テイラーは語っている。「そういうのを好ましく思わない奴が大勢いるのも知ってるよ。俺はと言うとさ、こういう責任感についてかなりシリアスに捉えていてね。あらゆる面で、模範となって導いていきたいと思っているんだ。(幼少期に受けた性的虐待のような)ああいうことについて語るのは確かに気持ちのいいことではないけど、同時に思うのは、問題に対して声を上げないで、どうやってそれを解決するんだってことなんだよ」

コリィ・テイラーは次のように続けている。「セラピーで自分の問題や恐れと向き合うことを、とてつもない屈辱だって思ってしまうのも分かる。多くの人にとって、それは話したくないことだったり向き合いたくないことである上に、他の人たちが問題を抱えていたり、それに向き合ってるのを見ると、バカにしたりするからね。俺自身もセラピーに行ってるし、今でも人生で経験したことや自分の恐れを追い払おうとしてるってことを示すことで、その偏見を壊したいと思っているんだ。俺がいつかこの問題を解決できると思うかって? おそらく無理だろうね。だからこそ、これがプロセスになっていくんだよ。俺が自分の嫌な部分を晒け出すことで人々が自分の問題に向き合ってくれるのだとしたら、ネガティヴな要素なんて見当たらないだろう?」

コリィ・テイラーが出演した「ザ・セラピスト」の紹介映像はこちらから。

コリィ・テイラーは先日、「ザ・セラピスト」に出演して10歳の頃に性的虐待を受けていたことを明かし、以下のように語っている。「当時、俺が暮らしていたとこでは、何度も引っ越しをしたから、急いで友人を作らなきゃならなかったんだ。それで一緒に遊んだり、つるんだりする奴がたった1人しかいなかったんだ。16歳だったんだけどね。彼は音楽をやるのに家によく呼んでくれたんだけど、ある日、違うことが起こったんだよ」

「長い間、このことは誰にも話さなかった。彼は俺だけじゃなく俺の母親も傷つけると脅してきたからさ」と彼は続けている。「彼は結局自分の家を燃やしたんだ。その夜のうちに一家はいなくなった。なんかクレイジーだったよ。俺は安全だと感じるまでに時間がかかった。誰にも言わなかったよ。確か18歳になるときまで。その時までには、俺はいわばはみ出し者の仲間を見つけていたんだ」

コリィ・テイラーはストーン・サワーとして9月に来日公演を行うことが決定している。

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