元ザ・スミスのフロントマンであるモリッシーが、9月後半に小説としての処女作『List Of Lost』を刊行することが明らかになった。
モリッシーの著書としては、2013年に刊行された『Autobiography』以来となるもので、モリッシーは2014年の初めころ、「小説に関しては半分くらいのところまで書いているんだ」と語っていた。
モリッシーのファンサイト「トゥルー・トゥ・ユアーズ」に掲載された告知文の全文は以下の通り。
「モリッシーの初めての小説『List Of The Lost』がペンギン・ブックスより9月末に刊行されます。同作はソフトカバーとペーパーバックの2種類で新作小説として刊行されるもので、2013年10月に刊行された『Autobiography』以来、約2年ぶりの著書となります。ぺンギン・ブックスは今週発売日が確定するとしています。『List Of The Lost』は、UK、アイルランド、オーストラリア、インド、ニュージーランド、南アフリカで発売されます」
また、モリッシーは、アメリカのブロードキャスター、ラリー・キングが司会を務めるオンライン・ショウ「Larry King Now」でのインタヴューの中で、自身のがんへの恐怖、サンフランシスコ空港でのセクハラ疑惑など、様々な近況について語っているが、その中で現在のアメリカの政治問題についても触れている。
最近、頻繁に発生している警察とアフリカ系アメリカ人コミュニティとの衝突に見られるアメリカの政情不安について言及したモリッシーは、オバマ大統領が警察側を擁護する姿勢であることを非難している。
モリッシーは、「オバマ大統領は多くの人を失望させたと思う。ファーガソンでの(白人警官による黒人青年射殺)事件をはじめとする様々な事件に対して、彼は一貫して警察が正しいと主張しているが、それでは民衆を助けることにはなっていないと思う。誰も警察が正しいだなんて思っていないよ」と語っている。
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