2015FooFighters_EM__017140115

8月21日にミゾーリ州カンザス・シティで行われたフー・ファイターズの公演で、会場の外で行われていたウエストボロ・バプティスト教会による小さな抗議運動に、バンド自身が打って出る一幕があったという。

映像は抗議者に会うためにピックアップ・トラックの荷台に乗って外に出てきたバンドの姿が映し出されており、リック・アストリーの“Never Gonna Give You Up”を大音量のスピーカーでかけ、「Keep It Clean」「You got Rickroll’d (again)」と読める看板を掲げている。

ウエストボロの抗議者のグループは、ピックアップ・トラックの周りを囲んだフー・ファイターズ・ファンの盛り上がりによって、まもなく小さくなってしまっている。またバンドがトラックの荷台で踊ると拍手が巻き起こった。

フー・ファイターズがウエストボロ・バプティスト教会に抗議を受けるのは、今回が初めてのことではなく、2011年8月、カンザス・シティのライヴの一公演で抗議運動の存在が認識されている。その時もフー・ファイターズは衣装に身を包んで車に乗り込んで、“Keep It Clean”を歌ったという。その時の模様はバンドのオフィシャル・アカウントで公開されている。

フー・ファイターズは先日、9月5日に行われるミルトン・キーンズでの公演の追加チケット販売している。デイヴ・グロールはスウェーデンの公演で足を骨折し、6月のヨーロッパ公演をキャンセルしなければならなかった。UKではロンドンやエジンバラでの公演がキャンセルされたのと同時に、グラストンベリー・フェスティバルでのヘッドライナーとしての出演もキャンセルしている。

その代わりとして、バンドは9月5日・6日にミルトン・キーンズ・ボウルでイギー・ポップをサポート・アクトに迎えて公演を行うことを発表しており、9月8日にはエジンバラのマレーフィールド・スタジアムでロイヤル・ブラッドをオープニング・アクトに迎えて公演を行う。

バンドは中止の発表時、以下の声明を出していた。「みんなはいつもバンドのそばにいてくれたし、俺たちもみんなのそばにいるつもりだよ。ライヴで毎回言うように、みんながいなかったら、俺たちはここにいられないんだ。本当にそう思うんだ。だから、心の底からありがとうと言いたい。戻ってくるためにできることはなんでもするし、できる限り早く忘れられない夜をみんなに届けたいと思ってる」

広告 ザ・ビートルズの新作ドキュメンタリー『ビートルズ ’64』がディズニープラスで11月29日(金)より独占配信!

Copyright © 2024 NME Networks Media Limited. NME is a registered trademark of NME Networks Media Limited being used under licence.

関連タグ