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テリーザ・メイ英首相を「嘘つき」と非難する楽曲がUKのiTunesチャートを急上昇している。

自らを「政治寄りの楽曲のプロデューサー」と称するキャプテン・スカによる“Liar Liar Ge2017”は、記事執筆時点でUKのiTunesチャートで2位を獲得しており、ルイス・フォンシとダディー・ヤンキー、ジャスティン・ビーバーによる“Despacito (Remix)”に続いている。

“Liar Liar Ge2017”は次のような歌詞となっている。「We all know politicians like telling lies / Big ones, little ones, porky pies / Saying they’re strong and stable won’t disguise / We’re still being taken for a ride(僕らはみな政治家が嘘を好んでつくのを知っている/大きなものも小さなものも虚言もね/彼らが強く安定していると言ってもまやかしにはならないだろう/僕らはいまだにかつがれてるんだ)」

楽曲では様々なテリーザ・メイ首相のスピーチからの抜粋が使用されており、サビでは次のように歌っている。「She’s a liar liar, you can’t trust her, no, no, no(彼女は嘘つき、嘘つきなんだ/信じることなどできないよ)」

“Liar Liar Ge2017”の音源はこちらから。

“Liar Liar Ge2017”は、キャプテン・スカが2010年にリリースした“Liar Liar”のリミックスとなっている。

キャプテン・スカのメンバーであるジェイク・ペインターは「ハフィントン・ポスト」に次のように語っている。「2010年のリリースの時もしばらくは話題になったんだけど、最終的にリミックスをしたらどうかっていうメッセージをたくさんもらってね。それでやってみようと思ったんだ。今、2位を獲得したなんて圧倒されてるよ。オリジナルの音楽、特に政治的な音楽は牽引力がないからね。みんな、完全に舞い上がっているよ」

この楽曲の収益は反緊縮民衆会議やフード・バンクなどに寄付されることになっており、反緊縮民衆会議はこの曲をかけようとしないラジオ局を批判している。

ジェイク・ペインターは次のように語っている。「たくさんの人がこの曲をダウンロードしてくれたんだ。他の曲と同じようにオンエアされるのを求めている」

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