トム・モレロやトレント・レズナーといった面々が亡くなったクリス・コーネルとの最後のやり取りについて振り返っている。
クリス・コーネルは現地時間5月17日にデトロイトでライヴを行った後、ホテルの部屋で遺体で発見され、亡くなっている。享年52歳だった。死因については自殺であることが明らかになっている一方で、クリス・コーネルの家族は彼に処方されていた薬が自殺の原因であるという可能性に言及している。
米『ローリング・ストーン』誌にオーディオスレイヴでバンドメイトであったトム・モレロは、クリス・コーネルに最後に会ったのは今年1月20日のドナルド・トランプ大統領に就任に抗議する再結成ライヴだったと語っている。
ライヴでクリス・コーネルは「輝いていた」とし、トム・モレロは次のように語っている。「ライヴの後、一緒につるんだんだ。ただ笑って、写真を撮ったんだけどね。彼が僕に言った最後の言葉は『本当に素晴らしい時間だったよ。もう1回やりたいな。ぜひ教えてくれよ』だった。僕は『そうだね。なんとかするよ』って言ったんだ」
「信じられないよ」とトム・モレロはクリス・コーネルの死について語っている。「喪に服すのに当たってどの段階にいるか分からないんだ。でも、まだ最初の段階なんだと思う。まだ間違いであってほしいと思う自分がいるんだよ。『大丈夫だ。ゴメンよ。怖かったんだ。すべてよくなるよ』って感じでね」
システム・オブ・ア・ダウンのフロントマンであるサージ・タンキアンは3月25日に行われたエルトン・ジョンの70歳の誕生日パーティーがクリス・コーネルに最後に会った機会だったと語っている。「長く話したんだ。隣同士に座ってね」と彼は語り、クリス・コーネルが自身の今後のツアーを楽しみしているようだったとしている。
一方、トレント・レズナーは2014年に行ったナイン・インチ・ネイルズとサウンドガーデンの共同ヘッドライナー・ツアーについて語っている。「ツアーで会ったクリスは、すごく真面目な紳士だったね」
クリス・コーネルの妻であるヴィッキー・コーネルは先日、夫の死を受けて追悼文を公開している。
その中でヴィッキー・コーネルは次のように述べている。「私は傷ついてますが、あなたのために立ち上がって、二人の美しい子供たちを育てていきます。いつの日も、常にあなたのことを想っています。あなたのために闘うのです。あなたは私たちがソウルメイトだって言ってくれましたが、それは本当です。一度交わった道はもう一度交わると言われています。だから、あなたはきっともう一度、私を見つけてくれるって信じています。私はずっとここで待っています」
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