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アリアナ・グランデは、現地時間5月22日に起きた自身のマンチェスター公演を襲ったテロ事件を受けて、長文の声明を発表している。

22人が亡くなり多くが負傷した今回の事件を受けて、アリアナ・グランデは先日ツイッターで思いを明かしており、「傷ついています。心の底から本当に、本当に残念に思っています。言葉がありません」と述べていた。

爆発時は多くの観客が会場を後にするところで、多くの子供もそのなかには含まれていた。最も幼い犠牲者は8歳の少女だったという。

アリアナ・グランデは今回、自身のツイッターで長文の声明を発表している。

全文訳は以下の通り。

「私の想い、祈り、深い哀悼の意はマンチェスターで起きたテロ事件の犠牲者と、彼らの愛する方々と共にあります。
みなさんが抱える痛みを取り除いたり、和らげるために私や他の誰かにできることはありません。
それでも私は、あなた方が私の助けを必要としていても、していなくても、みなさんやみなさんが愛する人々に可能な限りのすべてを与えるために、私の手と心を差し伸べたいと思います。
いま私たちにできることは、今回の事件をどう影響させていくのか、ここから自分たちの人生をどう生きていくのかを選ぶことだけです。
私はファンやみなさんのことを、この1週間の間ずっと思い続けています。
みなさんが起こしてくれた行動は、本当に励みになりましたし、みなさんを誇りに思います。
この1週間、みなさんが示してくれた思いやりや優しさ、愛、強さ、団結力は、月曜日に起きたことと同じくらい非道な行為をやってのけるための悪質な企みとは正反対のものです。
みなさんは正反対の存在なのです。
みなさんが感じているであろう痛みや恐れ、そして、みなさんも経験してしまったに違いないトラウマのことを考えると、本当に心が痛みます。
私たちには、このような事件がなぜ起こるのかを理解することはできません。私たちの本質には存在しないものだからです。だからこそ、私たちは怯んではいけないのです。
私たちは恐怖の中で行動をやめたり、行動することなどしません。
今回のことで私たちは分断などしません。
憎しみに私たちを支配させません。
私は、私のファンたちに会い、抱きしめ、元気付けたり、ファンたちが同じように私に元気を与え続けてくれるのを感じることができないまま、今年のこれからの時間を過ごしたくありません。
この暴力行為に対する私たちの返答は、より一層団結を強め、お互いに助け合い、今まで以上に人を愛し、大声で歌い、優しく寛大に生きることでなければなりません。
私は、素晴らしく勇敢な都市であるマンチェスターに戻ります。そこでファンたちと交流し、犠牲となった人々や彼らの家族を讃えるため、そして義援金を集めるためのチャリティ・コンサートを開催する予定です。マンチェスターに愛を示すことに参加してくれることになった仲間のミュージシャンたちや友人たちに感謝します。すべてが決定し次第、すぐに皆さんに詳細をお知らするつもりです。
私たちが『デンジャラス・ウーマン・ツアー』をスタートさせた日から、私はこのツアーが、ファンにとって他の何よりも安全な場所にすると言ってきました。ファンにとって逃げ込んで来られる場所であり、祝福したり、癒されたり、ありのままの自分でいることに安心できる場所にすると。オンラインでできた友達に会える場所に。自分自身を表現するために。
その思いはこれからも変わりません。
私のショウに来てくれるオーディエンスを見ると、美しく、多様で、ピュアで、幸せな観衆を目にすることができます。
非常に多くの、ありとあらゆる異なる人たちが、音楽という一つの同じ目的のためにそこに集っているのです。
音楽は地球上の誰とでも共有できるものです。
音楽は私たちを癒し、団結させ、幸せにするためにあります。
そしてそれこそ、音楽がこれからも私たちにもたらしてくれるものです。
私たちはこれからも失った人々やその愛する人々、私のファンたちや今回の悲劇で傷ついたみなさんのことを思い続けます。
彼らはこれからも私の心の中にあり続け、これからの人生におけるすべてのものと共に私は彼らのことを思い続けます。

アリアナ」

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