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エンター・シカリのフロントマンであるラウ・レイノルズは、テロと直面するなかで音楽ファンが立ち直る力を見せることの重要性について語り、「ライヴ・ミュージックに勝負を挑むなら、負けることになる」と語っている。

先週、アリアナ・グランデのマンチェスター公演で起きたテロでは22名が亡くなり、多くの負傷者を生んでいる。エンター・シカリは翌日にダブリンであったライヴでテロの犠牲者に追悼の意を表明して、オアシスの名曲“Half The World Away”をカヴァーしている。この公演についてラウ・レイノルズは「おそらくこれまででも最もエモーショナルなライヴの一つだった」と語っている。

「マンチェスターからもたくさんの人がダブリンの公演に来てくれたんだ」と彼は『NME』に語っている。「ああしたことについて言葉にすることができないなんて分かってなかったんだ。俺たちがステージから言ったことは『誰にせよ、ライヴ・ミュージックに勝負を挑むなら、負けることになる』ということだった。ライヴは、世界中で分け隔てなく人々を一つにすることのできるものの一つだからね。だから、それは負け戦なんだよ。僕らは“Half The World Away”のカヴァーもやったんだ。あらゆるマンチェスターのバンドから影響を受けているから、選ぶのは大変だったけど、あの曲がすごくふさわしいと思ったんだ」

「テロリストが何よりもやってほしくないことは分断を埋めることでね。明らかにマンチェスターの人々の反応というのは美しいものだったよね」とラウ・レイノルズは続けている。「人々は車や食事や家を提供して、誰もこんなことは望んでいないわけでさ。でも、いつだって共感と共にヒューマニティによる反応を見ることは素晴らしいわけでさ。本当に美しかったね」

先週、エンター・シカリはビッグ・ナースティーを迎えた新曲“Supercharge”をリリースしており、今回のコラボレーションについてラウは「昨年の9月にナースティーにスタジオに遊びに来てもらって収録したんだ。さすがプロって具合に自分のパートをバッチリ決めてくれて、こうやってやっとみんなに作品をシェアできるようになって嬉しいよ」と語っている。

“Supercharge”の音源はこちらから。

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