システム・オブ・ア・ダウンのドラマーであるジョン・ドルマヤンはバンドのアルバムのリリースが遅れていることについて「がっかり」だと述べ、なぜ12年間も新作をリリースしていなかったのか「わからない」と語っている。彼はまた、先日のクリス・コーネルの死を受けて時間を「無駄にしてきた」と感じていると語っている。
システム・オブ・ア・ダウンの最後のリリースは2005年に発表された『メズマライズ』と『ヒプノタイズ』となっている。昨年、システム・オブ・ア・ダウンは彼らがレコーディング・スタジオにいる写真を公開しており、その後新作が「100%実現する」ことを認めている。
ラジオ局「107.5 ラスベガス」に出演したジョン・ドルマヤンは次のように語っている。「俺たちのバンドの場合、大変なことというのはメンバーのうちの1人が酒に手を出すとか、悪い状況に陥るとかではないんだ。問題なのは俺たちが協力して、何かをやるかどうかってことなんで……なんでアルバムを出してないかわからないよ。すごくがっかりしてる」
「笑えるのは、みんなでスタジオに入って、すごく仲良くやってることだよね。ツアー中も楽しく過ごしてるよ」とジョン・ドルマヤンは続けている。「もし俺の好きなようにしてれば、これまでの12年で5枚はアルバムを出していただろうね。俺たちって本当に自分自身に対してひどい仕打ちをしてると思ってるんだ。だって、限られた時間しかないわけでさ。そうだろ。とにかく、クリス・コーネルが予期せぬ形で亡くなったわけで、いつ何時に何があるか分からないわけでね。あれは物事を見つめ直すことになったし、どれだけ時間を無駄にしたか気付かされたよね」
ジョン・ドルマヤンは続けてバンドが新曲に取り組んでいることを認めている。「俺たちはこの1年スタジオにいて、今のところ過去にやったどんなものにも匹敵する、もしくは上回ると思える曲を15曲ほどを作ったんだ。こういう主張は何か証拠がないと言わないからね。俺たちは今までより良いし、今までよりも団結してるし、ちゃんと分かってやってるよ。曲はもうあるんだ」
一方、システム・オブ・ア・ダウンはビッフィ・クライロ、エアロスミスと共にダウンロード・フェスティバル2017のヘッドライナーを務めることが決定している。他には、スレイヤー、プロフェッツ・オブ・レイジ、AFI、ロブ・ゾンビ、ファイヴ・フィンガー・デス・パンチ、オブ・マイス・アンド・メン、フォジー、 スリーピング・ウィズ・サイレンズ、シンプル・プラン、エヴリ・タイム・アイ・ダイ、ザ・ストーリー・ソー・ファー、モーションレス・イン・ホワイトらも出演する。
ダウンロード・フェスティバルは2017年6月9日から11日にわたって、ダービーシャーのドニントン・パークで開催される。
広告 ザ・ビートルズの新作ドキュメンタリー『ビートルズ ’64』がディズニープラスで11月29日(金)より独占配信!
Copyright © 2024 NME Networks Media Limited. NME is a registered trademark of NME Networks Media Limited being used under licence.