Photo: GETTY
マライア・キャリーはマンチェスターの爆発事件で命を落とした自身のファンに追悼の意を表している。
29歳で亡くなったマーティン・ヘットは、ストックポート出身のPR会社の取締役で、マライア・キャリーの大ファンとして知られていた。マーティン・ヘットのツイッターのプロフィールには、「マライア・キャリーに会った時が僕の人生のピークだった」という一文が書かれているほか、長年にわたってマライア・キャリーに関する数多くの投稿をしていたという。
マーティン・ヘットは昨年3月、今回の爆発事件の標的となったマンチェスター・アリーナでマライア・キャリーがライヴを行った際にもそのライヴを訪れていたという。
An iconic tshirt pic.twitter.com/JTlsEyvQuh
— Martyn (@martynhett) March 11, 2017
マライア・キャリーは今回の訃報を受け、彼女のTシャツを着たマーティン・ヘットの写真をインスタグラムに投稿し、訃報を聞いて「打ちひしがれて」いると綴ったほか、「私たちはあなたの思い出を永遠に大切にするわ」と綴っている。
マライア・キャリーの投稿は以下の通り。
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「マンチェスターでの犠牲者の一人がラミリー（彼女のファンの総称）の一員だったことを知って打ちひしがれているわ。マーティン・ヘットよ、安らかに。私たちはあなたの思い出を永遠に大切にするわ。私の想いと祈りは、彼の家族や巻き込まれた家族のみなさんと共にあります」
また、ロードやイヤーズ＆イヤーズのオリー・アレクサンダーもマーティン・ヘットへ追悼の意を表している。マーティン・ヘットは、英・テレビドラマ「コロネーション・ストリート」で女優のスー・ニコールズが演じるキャラクター、オードリー・ロバーツが出す声を集めて編集した面白動画「オードリー・ロバーツ・ノイズ」を初めとした動画がネット上で反響を呼び、ツイッターで多くのフォロワーを獲得している。
マーティン・ヘットはまた、持ち前のユーモアでカップルがディナーの主催者となってディナーを盛り上げる「チャンネル4」の番組「カップルズ・カム・ダイン・ウィズ・ミー」にも度々出演しており、過去には親友であるラッセル・ヘイワードと出演して優勝を飾っているほか、彼が作った食欲の減退するようなスライムのような料理はオンライン上で反響を集めていた。
ロード、オリー・アレクサンダーによるマーティン・ヘットへの追悼文は以下の通り。
https://twitter.com/alexander_olly/status/867321319435751425
「マーティンとは知り合いではないけど、彼が作った、多くの人たちの心を動かした象徴的なコンテンツは知っていたし、どれほど深く彼が愛されていたかも知っていたよ。彼は惜しまれることになるよ」
@rhysrmann @danhett been reading about martyn the last couple days & i feel like i know him– what a spirit. such a huge loss. i am so sorry.
— Lorde (@lorde) May 24, 2017
「ここ何日かマーティンに関する記事を読んで、まるでマーティンが知り合いかのような気持ちになったわ。超自然的よね。本当に大きな損失よ。心からお悔やみを申し上げます」
現地時間5月22日にアリアナ・グランデのコンサートを襲ったこのテロはマンチェスター・アリーナのロビーで爆発が起きている。爆発時は多くの観客が会場を後にするところで、多くの子供もそのなかには含まれていた。爆弾犯は現場で自家製の爆弾によって死亡しており、容疑者はマンチェスター出身のリビア系のサルマン・ラマダン・アベディであると判明している。イスラム国は犯行声明を出している。
また、アリアナ・グランデのマネージメントは6月5日までの日程をキャンセルすることを正式に発表している。6月5日以降、ヨーロッパ・ツアーを再開させるのは現時点では明らかになっていない。
アリアナ・グランデはフロリダの自宅に戻ったことが報じられている。
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