米『フォーブス』誌は、2017年時点でのヒップホップ・アーティストの総資産額ランキングを発表している。
このランキングは2007年に始まっており、当時はジェイ・Zが3400万ドル(約39億円)で1位に、2位と3位にはそれぞれ50セントとディディがランクインしていた。
今回発表されたランキングでは、ディディが総資産額およそ8億2000万ドル(約940億円)で1位となっている。ディディは音楽以外にも、シロック・ウォッカとのパートナー契約や、自身の投資する米ケーブル・テレビ局の「リヴォルト」などからも収入を得ている。
2位には8億1000万ドル(約920億円)でジェイ・Zが、3位には7億4000万ドル(約845億円)でドクター・ドレーがそれぞれランクインしている。ドクター・ドレーから大きく引き離された4位にはキャッシュ・マネー・レコードを主宰するバードマンが1億1000万ドル(約125億円)でランクインしており、5位には9000万ドル(約100億円)でドレイクがランクインしている。
ディディは現地時間5月8日、自身の元シェフを務めていた女性からセクシャル・ハラスメントで訴えられている。
本名をショーン・コムズというディディは、自身の元シェフであるシンディ・ルエーダから、「ショーン・コムズや彼のゲストが性行為を行っている最中やその直後」に食事を持ってくるよう「頻繁に命令」されたとして訴えられている。
「TMZ」の報道によれば、現地時間5月8日に申し立てられた訴訟で、シンディ・ルエーダはディディが裸のときに部屋に呼ばれ、「ディディの裸を魅力だと思うか、彼の裸が好きか」と訊かれたことがあったと主張している。また、シンディ・ルエーダがディディのアシスタントの一人にセクシャル・ハラスメントについて訴えると、ディディの腕時計を彼女が盗んだとして、彼女がディディやマネージメント会社に対して訴訟を起こせば、彼女を訴えるとする解除契約書に署名させられそうになったという。シンディ・ルエーダがこれを拒否すると、ディディから解雇されたのだという。
シンディ・ルエーダは現在ディディに対して、不当解雇、セクシャル・ハラスメント、内部告発者保護法に違反したとして訴えている。ディディの代理人は「TMZ」に対し、「これは理由があって解雇されたことに不満のある元従業員による、取るに足らない訴訟です」とコメントしている。
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