レディオヘッドのトム・ヨークは初めて長編映画のスコアを手掛ける予定で、1977年公開のカルト・ホラー映画『サスペリア』のリメイク版に音楽を提供するという。
イタリア映画の『サスペリア』は『ミラノ、愛に生きる』で知られるルカ・グァダニーノによってリメイクされる予定で、ティルダ・スウィントンやダコタ・ジョンソン、クロエ・グレース・モレッツらが出演している。
『ヴァラエティ』誌によれば、トム・ヨークは音楽を提供する予定とのことで、映画は撮影が終了しており、現在、ポスト・プロダクションを行っているという。公開日については明らかになっていない。
声明の中でルカ・グァダニーノは次のように述べている。「トムのアートは今の世代を超越したものだからね。彼の音楽とサウンドを『サスペリア』に使えるという恩恵を受けたことは、まさに夢の実現だよね。彼の創造物とアーティスティックなヴィジョンの深みというのは本当にユニークで、そのおかげで『サスペリア』は画期的なサウンドになると思うし、深く観客に響くことになるだろうね。僕らのゴールは映画を、心を掻き乱して、自身が変わるような体験にすることなんだ。この志にとってトム以上のパートナーはいないよね」
トム・ヨークにとって長編映画のスコアを担当するのは初めてだが、1998年公開の『ベルベット・ゴールドマイン』や脱税に関するドキュメンタリーである2013年公開の『ザ・UKゴールド』などには音楽を提供している。
レディオヘッドのジョニー・グリーンウッドはこれまで多くのサウンドトラックを手掛けてきており、ポール・トーマス・アンダーソン監督の『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』や『ザ・マスター』、『インヒアレント・ヴァイス』などのスコアを担当している。ジョニー・グリーンウッドはホアキン・フェニックスが出演するリン・ラムジー監督の『ユー・ワー・ネヴァー・リアリー・ヒア』の音楽を手掛ける予定となっている。
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