レディオヘッドが『OKコンピューター』の20周年を記念して何かを予定しているのではないかとの憶測がファンの間で広まっている。
『OKコンピューター』は1997年5月にリリースされ、現代における最も偉大なアルバムの一つとして広く認知されている。
レディオヘッドのポスターと思われる謎のポスターがロンドンやベルリン、アムステルダム、ロサンゼルス、ニューヨークで目撃され、ネット掲示板の「レディット」上でファンたちは議論を交わしている。
ポスターには『OKコンピューター』収録の“Fitter Happier”の歌詞や『OKコンピューター』期のコンセプト・アートへの返答とも思われる言葉が描かれており、「1997-2017」という年号が記されている。
『OKコンピューター』期のコンセプト・アートはこちらから。
ポスターには次のように記されている。「富裕層と貧困層の間の接触は減り、貧困層への敵意は増え、産業はより恐怖を利用し、法もより恐怖を利用し、メディアにも恐怖が増え、社会不安も増大し、民間警備も増え、政治参加は減り、政治家はより悪くなる。恐怖は増大している。1997-2007」
『NME』では現在この件に関してレディオヘッドの広報にコメントを求めている。
謎のポスターを撮影したファンの投稿はこちらから。
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レディオヘッドのアートワークを手がけるスタンリー・ドンウッドは先日、レディオヘッドに関するプロジェクトが「まもなく現実になる」と自身のインスタグラムに綴っている。スタンリー・ドンウッドはその後、何かを建設中の足場の写真を続けて投稿している。
スタンリー・ドンウッドはまた、新たなプロジェクトはテレビに関係したものではないと否定しており、ファンの間ではグラストンベリー・フェスティバルのエリアの一つである「シャングリラ」の新しいアート・プロジェクトに関するものではないかとの憶測が広まっている。
レディオヘッドは一方、イスラエル公演を行うことに対してミュージシャンらから反対の声が上がっている。
バンドは、7月19日にイスラエルのテルアビブにあるハヤルコン公園でライヴを行う予定となっている。
レディオヘッドの決定に「再考を促す」公開書簡には、サーストン・ムーアやヤング・ファーザーズといったミュージシャンが署名している。パレスチナの文化表現について活動するアーティストや活動家のネットワークである「アーティスツ・フォー・パレスチナ・UK」が発表した「レディオヘッドのための公開書簡」には、俳優のリッキー・トムリンソンや人権活動家のデズモンド・ムピロ・ツツ、映画監督のケン・ローチも署名している。
公開書簡では次のように述べられている。「イスラエルで演奏するということは、国連の報告者が『アパルトヘイトの政策がパレスチナ人に課されている』とする国で演奏することなのです」
公開書簡は次のように締めくくられている。「圧政時代の南アフリカ共和国に対してアーティストがしたことをしてほしいのです。アパルトヘイトが終わるまでは距離を置いてほしいのです」
※公開後、記事を修正しました。
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