ロンドン東部ハックニーのクラブの店内で薬品を使った騒動があり、少なくとも12人が負傷したという。
BBCの報道によれば、現地時間4月16日の深夜、ダルストンにあるクラブ、マングルE8の店内で男が薬品をスプレーで撒く騒動があり、約600人が避難することになったという。
ロンドン警視庁は、場内で二つのグループ間で口論となり、その後、2人の人物に向かって薬品を吹きかけたものと見ている。警察によれば、今回の騒動が犯罪組織に関連している証拠はないという。
この騒動で2人が重傷で入院しているものの容態は安定しており、その他に10人が軽傷を負っている。ロンドンの救急車手配サービスは救急隊員と危険地域対応チームを送ったという。
『NME』による報道の時点で逮捕者は出ておらず、捜査が続けられているという。
Scary scenes in Hackney tonight, we have heard reports of chemical burns of people in the building here pic.twitter.com/ZLpRGlKd15
— Phie McKenzie (@PhieMcKenzie) April 17, 2017
現場近くの住人はBBCに対して次のように語っている。「すごく急に起きたんです。スタッフは急いで人々を会場の外に出そうとしていました。自分は殺傷事件だと思いました。というのも、聞こえたのは『出て、出て、出て、このエリアから退去して』という声だったんです。警備スタッフはお客さんにそこの道を行けと言っていましたね。外に出た人々は家に帰ろうとしていましたが、帰ることができなかったんです。というのも、道路が封鎖されていて、みんな混乱していました」
ロンドン消防隊の担当者は次のように語っている。「我々にある唯一の情報は、まだ特定できていない腐食性物質がクラブ内で投じられたということです。pHの検査で強酸性物質であることが明らかになっています」
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