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ケイト・ブッシュの担当者は、コーチェラ・フェスティバルが観客が理解してくれないという理由でケイト・ブッシュをブッキングしないという話についてコメントを発表している。

ケイト・ブッシュは2014年にロンドンのハマースミス・アポロで『ビフォー・ザ・ドーン』と題したこの会場だけの連続公演を行っている。ワールド・ツアーやフェスティバル出演が実現するのではないかと噂されたが、いずれも実現していない。しかし、『ニューヨーカー』のコーチェラ・フェスティバルを取材した記事の中で、ウィリアム・モリス・エンデヴァー・エージェントの音楽部門のトップであるマーク・ガイガーはコーチェラ・フェスティバルのブッキングの方法について、ケイト・ブッシュの名前を引き合いに出して語っている。

「僕が『ケイト・ブッシュ!』と言うとするだろ。そしたら(コーチェラのCEOであるポール・トレットは)『違う!』と言うんだ。それで話し合うことになる。『彼女は一度もここでやったことがないんだぞ。70年代以来、初めてUKで30公演をやったんだ。やるべきだよ! やらなきゃいけないんだ!』ってね。でも、彼は『いや、誰も理解できないよ』と答えるんだ」

この発言を受けて、ケイト・ブッシュの担当者は改めてコーチェラ・フェスティバルとこれまで関わったことがないと否定している。

「ロンドンで行った公演より多くの公演を行おうとケイト・ブッシュが考えたことはありません」と担当者は『NME』に述べている。「あの公演は特定のタイプの会場を想定しています。コーチェラをはじめとしたフェスティバルでパフォーマンスを行うことについてはこれまで話し合ったなどないのです」

ケイト・ブッシュは2014年にロンドンのハマースミス・アポロで22公演に及ぶ「ビフォー・ザ・ドーン」の連続公演を行っている。これは35年ぶりのフルライヴとなっていて、1979年にヨーロッパで28公演を行った「ザ・ツアー・オブ・ライフ」以来となるものだった。

今後、ライヴを行うかどうかについてケイト・ブッシュは昨年次のように語っている。「ライヴについて言えるのは多くの曲というか、ほとんどの曲が既に書かれているでしょ。まったくゼロから始めるほうが作品の世界全体が機能するわけだから。分からないけどね。ライヴに関われて、あんな反響を受けるのはものすごいことだった。あの公演に関わってくれた全員にとって毎晩、ポジティヴな感じを得られたことは素晴らしかったわ」

「本当にマジカルだった。でも、分からないわね。次に何をやるかは分からない。間違いなく何かやるんでしょうけどね。新しいことをやりたいわ。長い間、今やってるプロジェクトに取り組んできたからね」

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