ミズーリ州セントルイスのファンは、チャック・ベリーの近親者による葬儀を前にチャック・ベリーに別れを告げる機会がもうけられたという。
現地時間4月9日にチャック・ベリーの地元であるセントルイスのページェント・クラブでは4時間にわたって遺体が公開され、ファンは敬意を表すべく夜明け前から列を作ったという。
米『ビルボード』誌によれば、チャック・ベリーは蓋の開けられた棺桶の中に、蓋に据え付けられたチェリー・レッドのギブソンES-335と共に横たわっていたという。会場の外では“Johnny B. Goode”や“Sweet Little Sixteen”、“Roll Over Beethoven”といったチャック・ベリーの楽曲がミュージシャンによって演奏されていた。
会場では献花も飾られ、そのうちの一つはギターを模したものとなっていて、ザ・ローリング・ストーンズによって贈られたものとなっている。
近親者による葬儀は今回の遺体公開の後に予定されており、友人と遺族だけが出席できるという。
ミズーリ州の警察は現地時間3月18日の午後に自宅で意識不明となっているチャック・ベリーを発見している。
チャック・ベリーはロックンロールにおける先駆者と見なされており、ファースト・シングルの“Maybellene”はロックンロールのヒット曲として最初のものの一つとなっている。チャック・ベリーは1984年にグラミー賞の特別功労賞を受賞しており、1986年にロックの殿堂入りを果たしている。
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