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ケミカル・ブラザーズの“Out of Control”のミュージック・ビデオの監督を務めたW.I.Z.が、物議を醸しているペプシのコマーシャルについてコメントしている。

既にペプシによって取り下げられた問題のコマーシャルには、タレントやモデルとしての活動で知られるケンダル・ジェンナーが出演している。コマーシャルは、写真撮影を終えたケンダル・ジェンナーが抗議デモに参加した後、抗議デモを取り締まっていた警察官に友好の印としてペプシ・コーラの缶を渡すという内容となっている。

ケンダル・ジェンナーが出演したペプシのコマーシャルはこちらから。

女優のロザリオ・ドーソンは、このコマーシャルについて、1990年代に自身が出演したザ・ケミカル・ブラザーズの“Out Of Control”のミュージック・ビデオを「奇妙なほどに連想させるものになっている」と評している。

一連の騒動を受けて、“Out Of Control”のミュージック・ビデオの監督を務めたW.I.Z.は、『ザ・フェイダー』誌にコメントを寄せている。あのビデオは、ザ・クラッシュの“White Man (In Hammersmith Palais)”の一節「Huh, you think it’s funny turning rebellion into money(へえ、笑えるよ。反逆を金に換えるとは)」に影響を受けたものだという。

「広告の肉食的な側面にこれまで疑問を抱いたことがあるなら、今回のペプシの『汚名』がすべてを物語っています。あれは皆さんの知性を本当に侮辱するものであり、憂慮すべきものです。このような剥き出しの皮肉が露呈するとは、私たちが生きることを選んだこの文化とは一体何なのでしょう?資本主義という名のポルノを宣伝しているのでしょうか?」

ケミカル・ブラザーズもこのビデオについて言及するツイートを投稿している。

ケンダル・ジェンナー出演のペプシのコマーシャルは「無神経」であるとされ、ブラック・ライヴス・マター運動を営利目的に利用しているとして物議を醸していた。「黒人を抑圧している不公平な慣習の撲滅」のための運動を行っているアメリカの権利擁護団体「カラー・オブ・チェンジ」は、ケンダル・ジェンナーに対して「我々の痛みや葛藤を利用した」として批判している。

ペプシはコマーシャルの公開に先駆けて以下のようにコメントしていた。「これはハーモニーの下に団結した、別々の人生を歩んできた人々を映し出したグローバルな広告であり、それこそが弊社が伝えたい大切なメッセージなのです」

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