Photo: Pooneh Ghana/NME

ニール・ヤングの通算36作目となる新作『ザ・モンサント・イヤーズ』の全曲試聴がウェブ上でスタートしている。

ニール・ヤングは本作をウィリー・ネルソンの二人の息子、ルーカスとミカが在籍するバンド、プロミス・オブ・ザ・リアルとレコーディングを行っている。本作は議論を呼んでいる農化学会社、米モンサント社へのプロテスト・ソングとなっていて、これまでも数年に亘ってニール・ヤングは同社を批判してきた。アルバムの制作過程を撮影したドキュメンタリー映画の公開も予定されている。

アルバムはUKで6月29日にリリースされる。日本では7月29日の発売が予定されている。

アルバムの全曲試聴はこちらから。

今年の初め、ニール・ヤングはカリフォルニア州サン・ルイス・オビスポでネルソンの息子たちとサプライズ・ライヴを行っていた。

また、公開が予定されているドキュメンタリー映画については製作中の未完成ヴァージョンが先月ニューヨークで上映されている。上映に先立ってニール・ヤングは同作について「オート・チューンやヴォーカル・ブースはいっさい使ってないんだ。耳を傷つけるような音は今回のレコーディングでは一切なかった」

ニール・ヤングは先日米大統領選への出馬表明にドナルド・トランプが彼の楽曲“Rockin’ in The Free World”を使用したことを批判している。実業家であり、テレビ番組でも活躍するトランプは、2016年の次期大統領選に共和党から出馬する意向を明かしていたが、6月16日火曜日にニューヨークのトランプ・タワーで記者会見を開き、正式発表を行った。その会見でニール・ヤングの1989年発表の楽曲“Rockin’ in the Free World”が使用されていた。

しかし、ニール・ヤングの代理人は楽曲の使用を許可していないと抗議し、ニール・ヤング本人もフェイスブックへの投稿で、「人々のために曲を作っているんだ。候補者のためなんかじゃない」と述べている。

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