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デイヴ・グロールの母親であるヴァージニア・ハンロン・グロールは、自身の執筆した『フロム・クレイドル・トゥ・ステージ:ザ・マザーズ・フー・ロックド・アンド・レイズド・ロック・スターズ』について語っている。

本を執筆するにあたり、ヴァージニア・ハンロン・グロールはビースティ・ボーイズのマイク・D、ラッシュのゲディー・リー、ミランダ・ランバート、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンのトム・モレロらの母親にインタヴューしている。

序文は、息子でありフー・ファイターズのフロントマンであるデイヴ・グロールによって書かれている。デイヴ・グロールは、自身の母親によるエイミー・ワインハウスの母親であるジャニス・ワインハウスとのインタヴューについて以下のように記している。「エイミー・ワインハウスの話がとても痛切だったんだ。エイミーとカート(・コバーン)には幾つかの類似点があったからね」

デイヴ・グロールはまた、自身の母親について「慣習的なシステムから外れた仕事をする子どもたちもいることを理解してくれているんだ」と序文に記している。

デイヴ・グロールによる序文の抜粋は以下の通り。

「いかなる生物学的な情報以上に、そこにはどんな科学や理論にも勝る愛があるんだ。それを与えてもらえた俺は本当に幸運に恵まれたよ。どんな人の人生にも、一番影響を及ぼす要素なんじゃないかな。もちろん、アーティストにとっては素晴らしいミューズでもある。母親の愛のような愛なんて存在しない。人生で最も偉大な曲と言えるね。俺たちは、命を授けてくれた家に感謝しなければいけないんだ。それがなければ音楽など存在しえなかったんだからね」

ヴァージニア・ハンロン・グロールは米『ローリング・ストーン』誌に本の執筆を決意した経緯について明かしており、ショウやツアー中にロック・スターの母親たちに滅多に会わないことにいつも驚いていたことに端を発することを明かしている。

ヴァージニア・ハンロン・グロールは、最終的に18人の母親にインタヴューしている。「みんなが言うのよ、『あら、私の息子や娘を除けば、私に興味深いところなんてないわよ』ってね。その後で、それがまったくもって事実じゃないことが判明するの」

「マイク・Dの母親、へスター・ダイアモンドはアートの世界においてとてもパワフルな女性よ」と彼女は語っている。「マイクがビースティ・ボーイズの一員になろうとしたとき、彼女は全面的に認めてあげたの」

本には他にも、ミランダ・ランバートの母親がかつて私立探偵として活動していたことや、ホロコーストの生存者であるゲディー・リーの母親のメアリー・ウィーンリブが、夫の死後、いかに女手一つで家族を養っていたかが綴られている。

息子であるデイヴ・グロールについては、ヴァージニア・ハンロン・グロールは以下のように綴っている。「ピーナッツバターとゼリーしかディナーの食卓に載っていなくてもきちんと感謝するのよ、なんてデイヴには言う必要がなかったわ。デイヴはいつも私に感謝してくれたの」

『フロム・クレイドル・トゥ・ステージ:ザ・マザーズ・フー・ロックド・アンド・レイズド・ロック・スターズ』は4月18日に出版される。

一方、フー・ファイターズはサマーソニックでヘッドライナーを務めることが発表されている。

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