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レッド・ホット・チリ・ペッパーズのギタリストであるジョン・フルシアンテは、自身の盗難に遭っていたギターが戻ってくるまでのエピソードが明らかになっている。

ジョン・フルシアンテの元ローディーであるデイヴ・リーは、ブラジルのジョン・フルシアンテのファンサイト「ジョン・フルシアンテ・エフェクツ」のインタヴューに応じ、盗難にあっていたジョン・フルシアンテのギター「1965年製フェンダー・デュオ・ソニック」についてのエピソードを明かし、返却された際の裏話を明かしている。

「このギターにはとある話があってね」とデイヴ・リーは明かしている。「ハリウッドのスウィング・ハウス・スタジオでリハーサルの準備を進めていたときの出来事なんだけどね。バンドがまだ到着していなかったから、数人のクルーと僕とで駐車場にあったピクニック・テーブルに腰掛けていたんだ」

「そしたら、おそらく10代後半くらいの少年がギターを持ってやってくるのが見えてね」とデイヴ・リーは語っている。「持ってたギターは壊れていたんだ。プールに落とされたこともあれば、警察の証拠品として保管されていたこともある。少年曰く、このギターはジョン(・フルシアンテ)のものだって聞いたらしくてね。だからジョンに返したいって。バンドに会うための適当な口実かもなと思いながらも、俺たちは『オーケー。ジョンはまだここに来てないけど、渡しといてあげるよ』って伝えたんだ。少年は礼を言うと俺たちにギターを渡して去って行ったよ」

デイヴ・リーは続けて語っている。「そのあとでジョンが到着したから、俺たちは冗談半分で少年の話をして彼にギターを渡したんだ。ジョンはギターを手に取るとじっと見つめると、笑みを浮かべて言ったんだ。『驚いたな』ってね。『どうしてだい?』って僕が訊くとジョンはこう言ったんだ、『このギターで“Under The Bridge”を書いたんだ』ってね。その少年に会うことは二度となかったよ」

レッド・ホット・チリ・ペッパーズは、先日チャック・ベリーが亡くなったのを受けてライヴで“Johnny B. Goode”のカヴァーを披露している。

その模様はこちらから。

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