ジェフ・ミルズは、三浦しをん原作・大森立嗣監督による映画『光』で初めて劇場公開映画に音楽を提供することが発表されている。
映画『光』は『まほろ駅前多田便利軒』でタッグを組んだ、三浦しをんと大森立嗣による作品で、井浦新、瑛太、長谷川京子、橋本マナミらが出演する。
音楽提供にあたってジェフ・ミルズは以下のコメントを寄せている。「サウンドトラックが、そのシーンの新たな登場人物である様子を想像しました。また、音楽が登場人物の内なる声として存在してほしかったのです。すべての音の要素が目的を持っている、そんな楽曲作りを心がけました」
監督の大森立嗣は次のように語っている。「音楽は映画に強い影響を与えます。ときには魔法のようにシーンをまったく別の意味にしてしまいます。だからこそ慎重になります。いつもそうですが、シーンを説明するような音楽はつけたくないという思いがあり、それがこの映画には一層強くありました。なぜなら『光』という映画が放つ力は、理性的に、寄り添う様にある人間の営みとは別の『生命そのものの光』だと思ったからです。それは異物と異物のぶつかり合い、あるいは融合のようなものです。編集した映像と音楽もそのような関係になればいいと思っていました」
「大駱駝艦を通してジェフ・ミルズさんの曲を聴いていて、もしご一緒したらどうなるだろう? それを想像が出来なくて、でも想像ができないからこそワクワクしました。パリとマイアミに拠点を置くジェフさんとは、スチール写真をお送りしたり、映画をイメージするキーワードを10個ほどお送りして作って貰うことになりました。音楽はすぐ出来上がってきました。自分の想像を超えていて、映画と融合したときにどう見えるのかを考えると楽しみで仕方ありませんでした。そんなやりとりを重ねて映画は完成しました。出来上がった映画『光』はタイトルの如く、恒星のように発光していました。俳優が宇宙人のように見えたり、別の星の話に感じたり、地球の重力から解放されたような錯覚すらあったのです。今までこんな映画があっただろうか、すごいことになるぞという感じがしました。ぜひ映像、ストーリー、音楽がどう共鳴しあっているかを体感していただきたいと思います」
映画の詳細は以下の通り。
映画『光』
井浦新 瑛太 長谷川京子 橋本マナミ 南果歩 平田満
監督・脚本:大森立嗣 原作:三浦しをん(「光」集英社文庫刊) 音楽:ジェフ・ミルズ 配給:ファントム・フィルム
©三浦しをん/集英社・©2017「光」製作委員会
更なる詳細は以下のサイトで御確認ください。
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