レッド・ホット・チリ・ペッパーズのアンソニー・キーディスは、チャド・スミスとジョン・フルシアンテが加入した当時を振り返り、チャド・スミスの加入で「新しい道」が拓け、バンドの楽曲がラジオでかかるようになったと語っている。
レッド・ホット・チリ・ペッパーズは、アメリカのラジオ番組「ザ・ウッディー・ショウ」のQ&Aセッションに出演し、ファンからの質問に答えている。
アンソニー・キーディスは「長い間成功を収めているが、音楽業界で成功したと確信したのはいつか」というファンからの質問に対して「一番最初のライヴからだよ」と答えた上で、以下のように続けている。
「実際、長く活動する秘訣とかはないんだよね。成功の秘訣だとか、ラジオでかかる秘訣、アルバムを売る秘訣とかもね」とアンソニー・キーディスは語っている。「俺たちは仲間としてアーティスティックに、エネルギッシュに、クリエイティヴにやったから成功したんだ。それは明白だよ」
「これまでの道のりで、俺たちはたくさんのおかしなステージをくぐり抜けてきたわけでさ。山あり谷ありって感じでね。曲を書こうとする度に、ミュージシャンとして俺は成功したんだなって実感するんだ。朝、目が覚めた時には何も思いついていなかったはずなのに、眠りに就こうとした途端にかけがえのない美しいものが形になって現れてくれるんだからね」
アンソニー・キーディスは続けて、チャド・スミスとジョン・フルシアンテが加入した当時のことを振り返って、次のように語っている。「それで、俺たちは浮き沈みを繰り返していたわけだけど、1988年にチャド(・スミス)が加入してね。すると、チャドの加入以前には考えられなかったような新しい道が拓けたんだよ。ラジオでかかるようになったんだよ。チャドのおかげだか、何だかでね。それからジョン(・フルシアンテ)もね。といっても、俺たちの地平線を広げてくれたのは、厳密にはチャドなんだけどさ。メロディアスな6弦の男、フルシアンテも同様ではあるけどね」
「そういうわけで、それまでとはまったく異なることをやり始めたのさ。それまで存在すら知らなかったか、もしくはほとんど気にかけていなかったようなことをね」とアンソニー・キーディスは続けている。
「俺たちはクラブの王様って感じだったね。でも、実際にはさ、俺たちが一緒に作り上げたクリエイティヴなものや音楽を演奏するというのはそれ以上のことなんだよ。それこそが自分たちの成功を確信させてくれるのさ」
レッド・ホット・チリ・ペッパーズのQ&Aセッションの模様はこちらから。
レッド・ホット・チリ・ペッパーズは先日チャック・ベリーが亡くなったのを受けてライヴで“Johnny B. Goode”のカヴァーを披露している。
その模様はこちらから。
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