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アデルは『25』のワールド・ツアーをニュージーランド公演で締めくくったが、再びツアーを行うかは「分からない」と語っている。

『ニュージーランド・ヘラルド』紙によると、アデルはワールド・ツアーの最後から2番目の公演となった3月25日のニュージーランド・オークランドでの公演でツアーについての自身の見解を語っている。

「ツアーは私にとって得意なものではないの。拍手や歓声を受けると少し不安になったりするしね」とアデルは観客に向けて語っている。「またツアーをするかは分からないわ。私がツアーをしてきた唯一の理由はみんななの。ツアーが私の得意なことか分からないのよ。私のキャリアの中での一番の功績はこのツアーよ」

「人生を変えたわ」とアデルは続けている。「ツアーをする理由が理解できたわ」

昨年、アデルは息子のアンジェロの子育てに専念するために10年間はツアーを行わないことが報じられている。

『ヴァニティ・フェア』誌に対して、アデルはツアーをやめることについて次のように語っている。「私の個人的な人との繋がりはすべて、これまでやってきたどんなツアーよりも重要なものなの。(パートナーの)サイモンとの関係や息子との関係に少しでも悪影響があれば、わたしはツアーを辞めるわ」

「私の人生は私のやってることより重要なのよ。だって、もし私に人生がなかったら、どうやって曲を書けっていうのよ」とアデルは語っている。「実生活がなかったら、いずれにせよ終わりよ」

アデルは3月23日のオークランド公演で、ロンドンのテロ事件による犠牲者に追悼の意を表明している。「今日、私のホームタウンのロンドンでテロ事件があったわ。今、文字通り世界の反対側にいるわね。ロンドンの人々に私たちの光を見て、そして私たちの声を聞いてもらいたいの」とアデルはオーディエンスに語りかけている。

「故郷にいないのがすごく妙に感じるわ。今日私がしたいのは友達と家族と一緒に家にいることだけなの。友達や家族はみんな無事だけど、でも、そうじゃなかった人が4人もいる。だから、今夜その人たちにこの曲を捧げるわ」

アデルは6月末から7月頭にかけてウェンブリー・スタジアムで公演を行うことが決定している。

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