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貴重なインタヴューの中でボブ・ディランはステレオフォニックスとエイミー・ワインハウスがお気に入りのアーティストであることを明かしている。

ボブ・ディランは来たる通算38作目となる新作『トリプリケート』のリリースに先駆けて、自身のウェブサイトに新たなインタヴューが掲載されており、最近のお気に入りのアーティストについて語っている。

「イギー・ポップの『アプレ』、あれは素晴らしいアルバムだったね」とボブ・ディランは語っている。「イメルダ・メイ、彼女は好きだよ。ヴァレリー・ジューンやステレオフォニックスもね」

ボブ・ディランは次のように続けている。「ウィリー・ネルソンとウィントン・マルサリスがノラ・ジョーンズが一緒にやったアルバム(『ヒア・ウィ・ゴー・アゲイン ~ライヴ・イン N.Y. Live』)、あのレイ・チャールズに捧げているアルバムが好きなんだ。エイミー・ワインハウスの最後のアルバムも好きだったよ」

ステレオフォニックスは先日、2015年発表の全英1位作『キープ・ザ・ヴィレッジ・アライヴ』に続く通算10作目のレコーディングが終わったことを明かしている。

『NME』に次のアルバムで期待できるものについてフロントマンであるケリー・ジョーンズは次のように語っている。「前のいくつかのアルバムではうまくいったと思うよ。アルバムは本当に好評だったし、ライヴもうまくいってるんだ。観客はどんどん増えていて、より多様になってるしね。16とか17歳の子供が最前列にいたりしてね、それは俺たちにとって本当に素晴らしいことだからね。ライヴでバンドを長い間追ってきた人々だけじゃなくて、新しい人たちも目にするようになったからね」

「最近の数作にしても次のアルバムにしてもかなり多様な作品になっているんだよね。これらの作品ってどれも自分たちのこぢんまりとした作業場所を持ってからの作品なんだ。そこでは、たくさんの曲が作られていて、スタジオ・アルバムを作るっていうよりも、そうして持ってる曲を集めたものという感じになってるんだよね。俺たちはただレコーディングして、一番いいものを選んで、それをまとめてリリースしてるんだ」

歌詞のインスピレーションについては次のように答えている。「俺は 身を持って味わってること、自分の経験、そして俺の周りにいる人たちの経験について書いてきたんだ。今、世界情勢は大変なことになってるわけだけど、そうした混乱も自分の経験を通して書こうしてるんだ。俺はすごく観察的なライターなんだよ。人々の視点から書くんだ。労働階級の人々さ。もし俺の曲に政治が絡んだら、それはある人、大抵は自分の視点を通して書くよね。時の権力者が語るものとは文字通り反対のものとしてね。俺にはどうやって人生を生きていくかという点で『ストリートの人々の視点』があるんだ。俺は普通の奴らとつるんでて、それがインスピレーションになってるんだよ」

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