ビョークと密接にコラボレーションを行っているクリエイターが、ビョークはすでにニュー・アルバムの「かなりの割合を」書き上げており、そのサウンドについて「未来を見据えた」ものになっていると明かしている。
“Blake Lake”や”Mutual Core”など、ビョークの印象的なミュージック・ビデオの数々を手掛けているアーティストにして映像作家のアンドリュー・トーマス・ホアンは、2015年発表の『ヴァルニキュラ』に続く新作でも共同作業を計画していることを明かしている。
「新しいアルバムのビデオでもビョークとは作業をしているんだ」と彼は『フェーダー』誌に語っている。
新作アルバムのサウンドについて訊かれた彼は次のように答えている。「僕がそれを明かすにはまだちょっと早いと思うよ。けど、ビョークはかなりの割合をすでに書き上げてるんだ。僕らは『ヴァルニキュラ』でやったことを進化させたいと思ってるんだ。あのアルバムはパーソナルで内省的な作品だったからね」
「現段階で言えることは、ニュー・アルバムが本当に未来を見据えたものになるってことかな。まさに今、必要とされてる理想的な形でね。楽しみだよ。おそらく、僕のバックグラウンドにあるヴィジュアル・エフェクトをより使っていくことになるだろうね」
ビョークはプロデューサーのアルカらと共に1年以上にわたって次のアルバムに取り組んできている。『ヴァルニキュラ』らの制作に参加したプロデューサー、ハクサン・クロークが所属するトライアングル・レコーズのトップであるロビン・カロランは昨年、ビョークの創作プロセスについて語り、彼女が自身の音楽をプロデュースしていないという憶測を否定している。
「あることを打ち明けたいと思うんだ。というのも、僕をいらつかせるからなんだけど。ビョークが彼女のレコードを自分でちゃんと作っているのかどうか、よく尋ねられるんだ。答えは単純さ。イエス。彼女がボスなんだ。100%ね。彼女は楽曲を書き、プロデュースし、作曲し、歌っている。彼女は自身のヴィジョンを手助けする人を連れてくるかもしれない。でも、何をおいても一番にあるのは彼女のヴィジョンなんだ。男性諸君(そう、きまって男性なんだ)はこのことを理解する必要があるんだ。彼女は誰かを必要としてるわけじゃないんだ。人々がくだらないことを言うほど、一人の女性が途轍もない音楽をたくさん作ってきたんだ」
彼は次のように続けている。「そして、もちろん、彼女の新しい音源はみんなを驚かすことになるよ。よろしく」
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