GETTY

Photo: GETTY

セックス・ピストルズのフロントマンであるジョニー・ロットンことジョン・ライドンは、エリザベス女王が亡くなったら「彼女を偲ぶ」ことになるだろうと語り、亡くなった際にはセックス・ピストルズの“God Save The Queen”はかけてほしくないとしている。

1977年にリリースされた政治的メッセージを持つ“God Save The Queen”には次のような一節がある。「God save the queen, she ain’t no human being / There is no future in England’s dreaming(神よ、女王を救いたまえ。彼女には人の心などない/白昼夢でも見てるイギリスに未来はない)」“God Save The Queen”のシングルはエリザベス女王在位25周年の週にリリースされている。

2013年にマーガレット・サッチャー元首相が亡くなった時には映画『オズの魔法使』のサウンドトラックより“Ding-Dong! The Witch Is Dead”がフェイスブックの運動によってUKシングル・チャートの2位を記録している。しかし、ジョン・ライドンはエリザベス女王が亡くなった時には同様のことは起こってほしくないと語っている。

「(セックス・ピストルズの“God Save The Queen”は)政治的状況と俺が信用しちゃいない君主制への服従要求についての曲なんだ」とジョン・ライドンは「ザ・クワイエットアス」のインタヴューで語っている。「彼女も人間だし、この地球上の一人の人間としてすごく彼女を偲ぶだろうね……金メッキの檻に生まれてきたのは彼女のせいじゃないからな。長く生きながらえますように」

昨年11月、保守党の下院議員のアンドリュー・ロージンデルがBBC 1に対して1日の終わりに“God Save The Queen”と同名のイギリス国家をかけるよう提案したが、これを受けてBBCの「ニュースナイト」はセックス・ピストルズの“God Save The Queen”をオンエアしている。

Copyright © 2024 NME Networks Media Limited. NME is a registered trademark of NME Networks Media Limited being used under licence.

関連タグ