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ザ・ビートルズが初めて結んだレコード契約書が、9月に行われるオークションで売りに出される見込みだという。

この文書は、1961年、シングル“My Bonnie”を制作しているレコーディング・セッションの際にドイツのハンブルグで、バンドによってサインされたものだという。

契約書は今回9月19日にニューヨークで行われるヘリテイジ・オークションに出品される予定で、その価格は15万ドル(約1900万円)と試算されている。

この一品は、2010年に亡くなったビートルズの歴史家、ウーヴェ・ブラシュケの遺品から売りに出されることになった。

「ザ・ビートルズが彼らのキャリアをドイツでスタートさせたことをあまり多くの人は知りません」とビートルズの専門家、ウルフ・クルーガーは話している。

「ザ・ビートルズは、ハンブルグにあったクラブ、トップ・テン・クラブで長い間、割り当てられたステージの仕事をやっていました。彼らはそこで3ヶ月の間、毎晩演奏していたのです。リバプールで発明された彼らのスタイルはハンブルグで洗練されたのです」

オークションではその他にも“Love Me Do”のサイン入りシングルや、リンゴ・スターが1960年にハンブルグから祖母に送った絵葉書、映画『ヘルプ!4人はアイドル』撮影時にメンバーによってサインされたレストランのメニューなどが出品されるという。

“My Bonnie”の音源はこちらから。

一方で、先月、1965年の映画『ヘルプ!4人はアイドル』でリンゴ・スターが着ていたジャケットが売りに出され、3万ポンド(約580万円)の値をつけている。

ウール製の黒のダブルのジャケットは29900ポンドで7月24日にRRオークションで落札され、ジャケット内側には「Ringo」という刺繍も施されていたそうで、名前の明かされていないロード・アイランドに住む指折りのロックンロール蒐集家の手に渡ったという。

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