デヴィッド・ボウイの名作『ジギー・スターダスト』について、リード・シングルがないため、最初は所属レーベルにリリースを断られていたことが明らかになっている。
「クワイエットアス」のインタヴューの中で、数々のボウイの作品に参加しているセッション・ドラマーのウッディー・ウッドマンジーは、RCAレコーズが初期のバージョンのアルバムをリリースすることを拒否したと明かしている。
「僕らは『ジギー・スターダスト』のレコーディングを終わらせて、レコード会社に音源が行ったんだけどね。彼らはこう言ったんだ。『これはリリースできない。シングルがないじゃないか!』ってね」
しかし、デヴィッド・ボウイはリリースを拒否されても動じることなく、1ヶ月後に彼のキャリアでも最大のヒット曲の一つである“Starman”を書いたという。
「それで、スタジオを出てから1ヶ月で彼は“Starman”を書いてきてね。(1972年の)1月にスタジオに戻ることになったんだ」とウッディー・ウッドマンジーは語っている。「あれは間違いなくシングルだったよ! 確かミック(・ロンソン)と僕で初めて聴かせてもらった後に車で出掛けたんだけど、もう歌ってたからね。一度しか聴いてないのにさ」
インタヴューでは他にもセッション・ミュージシャンに対する変わった指示の出し方やボウイが“Life on Mars”のコンセプトを彼に説明した時のことなどを振り返っている。
ウッディー・ウッドマンジーはデヴィッド・ボウイが70年代にリリースした4枚のスタジオ・アルバムに参加している。その内訳は1970年発表の『世界を売った男』、1971年発表の『ハンキー・ドリー』、1972年発表の『ジギー・スターダスト』、1973年発表の『アラジン・セイン』となっている。
デヴィッド・ボウイは先日ブリット・アウォーズ2017で最優秀ブリティッシュ・アルバム賞を受賞し、息子のダンカン・ジョーンズが代わりに賞を受け取っている。
また、デヴィッド・ボウイはブリット・アウォーズ2017で最優秀ブリティッシュ男性アーティスト賞も受賞している。
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