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デペッシュ・モードは自分たちについて「オルタナ右翼のオフィシャル・バンド」と称されたことを受けて自身の見解を示している。

「オルタナ右翼」という言葉の生みの親とも言われる白人至上主義者のリチャード・スペンサーは、今週デペッシュ・モードについてそう主張したという。

白人国家主義のシンクタンクである国家政策研究所の所長を務めるリチャード・スペンサーだが、保守政治活動協議会の場に『ニューヨーク』誌のオリヴィア・ヌッツィが帯同しており、その場で彼は観客からロックは好きかという質問を受けている。

オリヴィア・ヌッツィによれば、「デペッシュ・モードはオルタナ右翼のオフィシャル・バンドだよ」とリチャード・スペンサーは答えたという。

リチャード・スペンサーはその後ツイッターで「明らかな冗談だよ」と説明し、まったく個人的な「繋がり」はないものの、自身を「生涯にわたるデペッシュ・モード・ファン」だと評している。

ちなみに、昨年リチャード・スペンサーはデペッシュ・モードについて「オルタナ右翼に必要なアンセムを既に書いている」とツイートし、楽曲“People Are People”は「人種的違い」についての曲だと主張していた。

https://twitter.com/RichardBSpencer/status/834816907521974273

https://twitter.com/RichardBSpencer/status/834827832098447360

https://twitter.com/RichardBSpencer/status/691002458546393088

https://twitter.com/RichardBSpencer/status/691008382061273088

デペッシュ・モードの担当者はこれを受けて、『エスクァイア』誌に次のように語っている。「これはものすごくバカげたことです。デペッシュ・モードはリチャード・スペンサーないしオルタナ右翼とまったく関係はありませんし、オルタナ右翼の活動を支持していません」

なお、デペッシュ・モードは最新となる“Where’s The Revolution”のミュージック・ビデオで西側社会におけるファシズムの台頭について触れている。

デペッシュ・モードのフロントマンであるデイヴ・ガーンは最新作についてアメリカ大統領選挙が与えた影響について次のように語っている。「僕らは本当に変化の時代を生きているわけでね。歳をとるにつれて、世界で起こっていることに、より影響を受けるようになるんだよ。自分の子供のことや彼らがどんな状況の中で成長していくことになるのかっていうね。娘のロージーは昨年の選挙にすごく影響を受けたよね。彼女は泣いてたからね。僕にしたって『わお』って感じでね」

新作『スピリット』は3月17日のリリースが予定されている。アルバムはシミアン・モバイル・ディスコのジェームス・フォードがプロデュースを務めている。

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