ブルース・スプリングスティーンは現地時間2月16日に行われた公演でファンの10代の少年をステージに上げ、“Growing Up”を一緒に演奏している。
ファンをステージに上げ、歌や楽器でEストリート・バンドと共演させることが恒例となっているブルース・スプリングスティーンのライヴだが、オーストラリアのブリスベン公演ではネイサン・テスタという少年をステージに上げたが、実は少年にとってブルース・スプリングスティーンと共演する機会に恵まれるのはこれが初めてではなかったという。
ネイサン・テスタは当時11歳であった4年前、ブリスベン・エンターテインメント・センターで行われたブルース・スプリングスティーンのライヴでもステージ上に上がり、”Waitin’ on a Sunny Day”を一緒に披露している。
ネイサン・テスタは先日の2月16日にブリスベン・エンターテインメント・センターで行われた公演でも最前列近くで観賞しており、「学校をサボっちゃった。ヤバいよね。あなたと”Growing Up”をプレイしてもいい?」と書かれたプラカードを掲げていたところ、ブルース・スプリングスティーンの目に止まり、ブルース・スプリングスティーンはこう呼びかけている。「曲を知ってるかい? ギターも分かるかい?」
ステージに上がったネイサン・テスタはアコースティック・ギターを手に同曲を披露している。
それぞれの共演の映像はこちらから。
一方、ブルース・スプリングスティーンは先日、『ハリー・ポッター』シリーズの第1作目である『ハリー・ポッターと賢者の石』のために書いた楽曲がオンライン上にリークされたことが報じられたが、その後音源は削除されている。
J・K・ローリングによるベストセラー・シリーズの第一弾である『ハリー・ポッターと賢者の石』の映画は2001年に公開され、同シリーズでブレイクを果たすことになるダニエル・ラドクリフやルパート・グリント、エマ・ワトソンらが俳優としてデビューを果たしている。同シリーズはその後、続編が7作製作され、2011年の『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』をもって完結している。
ブルース・スプリングスティーンは当時、映画の公開に先駆けて監督であるクリス・コロンバスや配給元のワーナー・ブラザーズに”I’ll Stand By You Always”と題した自身の楽曲を使ってもらえるようオファーしたものの、断られてしまったことを明らかにしている。
「とてもいい曲だったよ」とブルース・スプリングスティーンは語っている。「一番上の息子のために書いた曲なんだよ。俺が歌うにはらしくない壮大なバラードだったんだ。でも、俺は絶妙にフィットすると思ってたよ」
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