グラミー賞授賞式のプロデューサーであるケン・エールリッヒは、現地時間2月12日にロサンゼルスで行われた授賞式においてメタリカとレディー・ガガのパフォーマンスで機材トラブルがあったことを謝罪している。
2組はメタリカの最新作『ハードワイアード…トゥ・セルフディストラクト』より“Moth Into Flame”を披露したが、パフォーマンスはメタリカのフロントマンであるジェイムズ・ヘットフィールドのマイクから音が出ないという機材トラブルにも見舞われることにもなった。
長年、グラミー賞授賞式のプロデューサーを務めているケン・エールリッヒはAP通信に対して今回のトラブルについて次のように語っている。「この手のことが起こるっていうのが恐ろしいよね。これが生放送のリスクの一つなんだ」
また、トラブルの原因については改めて次のように説明している。「うちのスタッフはマイク・ケーブルは繋がっていたと話してるんだよね。うちのスタッフの理論としては、エキストラの一人がステージに上がる際に誤って、マイクに繋がってるケーブルを蹴ってしまったんじゃないかというものなんだよね」
その上で「間違いなくバンドに対して謝罪するよ」と語り、今回の災難については「最悪だった」としている。
また、今年のグラミー賞では特別功労賞生涯業績賞を受賞したシャーリー・シーザーを讃える際に使用した映像で誤ってシーシー・ワイナンズの映像を使用してしまったことも謝罪している。
これはシャーリー・シーザーがホイットニー・ヒューストンやシーシー・ワイナンズと共演した時の映像を使用してしまったことに起きたミスだったという。この件についてもケン・エールリッヒは謝罪したいと語っている。
メタリカのドラマーであるラーズ・ウルリッヒはアメリカのテレビ番組に出演して、先日のグラミー賞授賞式でのパフォーマンスについて振り返っている。
「ザ・レイト・レイト・ショウ・ウィズ・ジェームズ・コーデン」に出演したラーズ・ウルリッヒはあのパフォーマンスについて次のように思い返している。「機材で問題が起こった時、うまくいってるのか、彼のヴォーカルが出てないのか、分からなかったんだ。多分、モニターだったんだけどね。それでも演奏し続けるしかないからね」
「それでステージを降りて戻ってきたんだけど、あんな彼はここ20年間、見たことがなかったよ。そう、彼は激怒しててね。うまく歳を重ねて、すごくやわらかい人になってたんだけどさ。でも、楽屋に戻ってきての最初の5分とか10分とかはあまり楽しいものじゃなかったね。けど、よく言われている通り、ショウは続けなきゃならないものだからね」
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