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アデルは第59回グラミー賞授賞式で自身が主要部門の3部門を受賞したことを受けて、異例の記者会見に応じ、ビヨンセへの思いを語っている。

アデルは、現地時間2月12日にロサンゼルスのステイプルズ・センターで開催された第59回グラミー賞授賞式で、最優秀アルバム賞、最優秀楽曲賞、最優秀レコード賞という主要部門の3部門を含む5部門を受賞している。アデルは主要4部門のうち3部門を2度制覇した史上初のアーティストとなっている。

公共の場でインタヴューを受けることがほとんどないアデルだが、記者会見で受賞についてビヨンセに感じた思いを次のように語っている。「以前にも、彼女と並んでノミネートされることをいかに誇りに思っていて、光栄に感じているかを伝えようと思って、話をしたことがあったの。式が終わった後にもう一度話に行ったんだけど、いつもの如く期待通りで、親切で謙虚な人だったわ。何かを言わなきゃいけないと思ったのは、私にとっての最優秀アルバムは『レモネード』だったからなの。彼女は私の全人生においてアイコンだったのよ」

「彼女が受賞すべき時だと思ってたわ」と彼女は続けている。「最優秀アルバムを取るために、ビヨンセは他に一体何をしなければならないっていうの? それが私の感じたことね」

また、少女時代からビヨンセのファンであることを彼女は公言している。アデルが11歳の時に友達にディスティニーズ・チャイルドの”No, No, No”を教えてもらって以来、ビヨンセのファンであるという。「去年『レモネード』を聴いた時に感じたものは、私が初めて”No, No, No”を聴いた時に感じたものと同じだったの」

記者会見の模様はこちらから。

9部門で最多ノミネートだったビヨンセは最優秀アーバン・コンテンポラリー・アルバム賞、最優秀ミュージック・ビデオ賞を受賞している。

主要4部門の結果は以下の通り(受賞が太字)。

最優秀レコード賞
アデル “Hello”
ビヨンセ “Formation”
ルーカス・グラハム “7 Years”
リアーナfeat.ドレイク “Work”
トゥエンティ・ワン・パイロッツ “Stressed Out”

最優秀アルバム賞
アデル『25』
ビヨンセ『レモネード』
ジャスティン・ビーバー『パーパス』
ドレイク『ヴューズ』
スタージル・シンプソン『ア・セイラーズ・ガイド・トゥ・アース』

最優秀楽曲賞
アデル “Hello”
ビヨンセ “Formation”
ジャスティン・ビーバー “Love Yourself”
ルーカス・グラハム “7 Years”
マイク・ポズナーの“I Took A Pill In Ibiza”

最優秀新人賞
ケルシー・バレリーニ
ザ・チェインスモーカーズ
チャンス・ザ・ラッパー
マレン・モリス
アンダーソン・パーク

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