ブロック・パーティーのケリー・オケレケが、もしバンド・メンバーの変更がなければ、バンド以外の別のことをするつもりだったと認めている。
この2年間で、ドラマーのマット・トンと、ベーシストのゴードン・モークスが相次いで脱退するなか、ケリー・オケレケとギターリストのラッセル・リサックは、仮メンバーを雇い、セッション・ミュージシャンを交えて、ニュー・アルバムの制作に取り掛かっている。脱退したマット・トンは、現在はノー・デヴォーションとアルジアーズのライヴに参加しており、ゴードン・モークスも脱退後は、自らのバンドであるヤング・レジョネアを中心に活動している。
ケリー・オケレケは、オーストラリアのオンライン・ニュース・サイト「news.com.au」のインタヴューで、メンバー変更に至った葛藤について示唆する発言をしている。「2013年の初めにアルバム『フォー』のツアーの最中だったんだけど、実際このバンドの雰囲気はもう十分だと感じていたんだ。だから、状況が変化しなければ、バンドを去って、何か別のことを始めようと考えていたよ。その後、事態は好転したから、よかったけどね」
「バンドのメンバーが去ったことは確かにつらかったけど、自分とラッセルは、また一緒にやることはわかっていたし、ラッセル(・リサック)と自分は2人ともそう望んでいたんだ」と続けた。「どういう状況になるかは理解していたし、『フォー』のツアーが終わった時点で、ラッセルと全く別の新たな“ブロック・パーティー”のアルバムを制作したいと思っていたんだ。状況が変わって、やっと重圧から解放されたように感じたよ。自分たちは新たなアルバムを制作する必要があったんだ」
また、ケリー・オケレケは、新曲やライヴを含め、将来的なバンドとしての活動には固執しないと語っている。「誰もがメンバーの状況には感づいていて、今それが明らかになっただけだよ。2年前はこの状況をどうにかしようと、喧嘩をしたり、話し合いをもったりした。これは、互いに理解し合って出した結論だよ。2年前から自分がやりたいこと、つまりは、ラッセルとニュー・アルバムを作りたいことはわかっていた。今は、ツアーの構想を練るのを楽しみにしているよ」
ブロック・パーティーは今年(2015年)、いくつかのフェスティバルへの参加が決定している。8月下旬にはアメリカで開催されるFYFフェスト、また12月にはオーストラリアのフォールズ・フェスティバルへの出演が予定されている。
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