AC/DCのフロントマンであるブライアン・ジョンソンが、元メンバーのマルコム・ヤングのために寄付を募る手助けをしたスウェーデンのAC/DCのファンに向けて、特別なメッセージを公開している。
2014年、ギタリストのマルコム・ヤングは認知症と診断されてバンドを脱退している。
今回、スウェーデンのファンは「AC/DCマシーン・ギャザリング2017」と題された特別なAC/DCのイベントを通して寄付を募ることで、アルツハイマー型認知症を防ぐための研究資金を集めている。
ブライアン・ジョンソンは『ロック・オア・バスト』ツアーで医師にツアーをやめなければ、聴覚を完全に失う可能性があると診断されたのを受けて、ガンズ・アンド・ローゼズのアクセル・ローズが代役を務めることになったが、今回次のようなメッセージを発表している。「俺が言いたいのは、アルツハイマー病の研究のためにみんながやってることをすごく誇りに思ってるってことなんだ。知っての通り、俺たちには負傷兵であるマルコムがいる。そしてこの恐ろしい病気について、あらゆる人の関心を高めるためにみんながやってることは、まさにものすごく素晴らしいと思うよ」
「マルコムも君たちを誇りに思うだろうことが俺には分かる。俺もそう思ってるし、みんながやってくれてることに感謝したいと思ってる。俺たちも人々にこのひどい病について伝えようとしてきたし、治療法を見つけようとしてきたんだ。今はみんなが力を貸してくれているわけだよね。本当に誇りに思うよ」
メッセージの音声はこちらから。
http://www.acdcmachine.com/brian-stodjer-acdcmachine-gathering-2017/
長年AC/DCのベーシストを務めてきたクリフ・ウィリアムズは先日、ワールド・ツアーが終わったのを受けてライヴから引退している。また、ドラマーのフィル・ラッドは麻薬所持と殺人の脅迫の罪で8カ月の自宅拘禁の判決を受けて、2015年に脱退している。先日のワールド・ツアーではクリス・スレイドが彼の代役を務めていた。
一方、AC/DCは「ロック・オア・バースト」ワールド・ツアーを記録した新たな書籍を刊行する見込みだという。
バンドによる初の公式書籍と銘打たれたこの書籍には、17ヶ月にわたってバンドを撮影してきたラルフ・ラーマンの写真が掲載されるという。本にはツアー・ファクトや図表、ツアー・グッズなども掲載される。
刊行を発表したバンドのオフィシャル・サイトはこちらから。
http://www.acdcrockorbustbook.com/
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